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パパ複雑…ユーベ優勝セレモニーで涙目だったボヌッチの息子、憧れのトリノFWに会い笑顔に

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レオナルド・ボヌッチ

 DFレオナルド・ボヌッチの所属するユベントスは21日、セリエA第37節でクロトーネと対戦し、3-0で勝利を収めた。これにより最終節を前に6シーズン連続33回目の優勝を決めた。ボヌッチ一家もユベントススタジアムを訪れ、スクデット獲得に歓喜したのだが、息子のロレンツォだけは1人悲しげな表情を浮かべていた。

 ボヌッチがこれまでユーベ守備陣の要として活躍してきたことは周知のとおり。しかし、ボヌッチの息子ロレンツォはライバルチームのトリノファンであり、父親のスクデット奪取にも複雑な表情を見せていたという。現地時間25日、ボヌッチが自身のインスタグラムを更新し、ロレンツォに笑顔が戻ったことを報告した。

 父親はイタリア王者ユベントスの一員であるが、ロレンツォには関係ない。トリノ市内にある学校の友達の影響で、ロレンツォの心はグラナータ(トリノのカラー)一色となり、トリノのスター、FWアンドレア・ベロッティのサイン入り帽子を枕元に置いて眠るほどの熱狂的ファンだという。しかし、父親の所属するユベントスの優勝セレモニーでは、自身の心に反しながらも空気を読み、MFミラレム・ピャニッチのユニフォームを着て参加した。

 ボヌッチはそんな息子の協力に感謝し、ベロッティとの夕食をプレゼントした。ボヌッチが公開した写真には、ベロッティに抱えられ、ようやく笑顔を見せたロレンツォの姿が写っている。ボヌッチは皮肉を交えて「今夜ばかりは僕も楽しめたよ。スクデットのセレモニーとは違ってね!」と発言。トリノの熱心なティフォージになってしまった息子ロレンツォに複雑な心境のようだ。


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