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俊輔不在の磐田、“もう1人の天才”をトップ下起用も広島とスコアレス

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FW川又堅碁ら磐田の攻撃陣は不発に終わった

[5.27 J1第13節 広島0-0磐田 Eスタ]

 エディオンスタジアム広島で行われたサンフレッチェ広島ジュビロ磐田の一戦はスコアレスドローに終わった。ホームの広島は今季初の連勝とはならず。磐田は5試合勝ちなし(3分2敗)となった。

 広島は前節の甲府戦(2-1)からスタメン変更はなし。3-4-2-1の布陣で3バックの中央にDF野上結貴が入り、FW皆川佑介を最前線に据えた。

 一方の磐田は、25日にMF中村俊輔の負傷を発表。また、広島から期限付き移籍中のMF川辺駿が契約により出場できないため、前節の柏戦(0-2)から先発変更は4人となった。DF小川大貴が2試合ぶりにスタメン復帰し、DF中村太亮、MF上田康太、MF松井大輔の3人が今季初めて先発入り。前節に続いて3-4-1-2を採用し、俊輔に代わるトップ下は“もう1人の天才”松井が務めた。

 5試合ぶりの勝利を目指す磐田はサイドに起点を作り、FW川又堅碁とMFアダイウトンの2トップを生かした攻撃を展開する。前半6分、左サイドのMFムサエフが中村太からバックパスを受け、PA左脇から右足でクロス。ややボールがずれ、中央で下がりながら収めた川又が左足のボレーに持ち込むが、枠をとらえ切れず。同20分には右サイドの低い位置からDF櫻内渚が右足でストレート性のボールを蹴り込み、PA内中央のアダイウトンが頭で合わせるも、クロスバーの上に外れた。

 その後も磐田が攻め込む時間が続き、前半29分に右サイドの上田が左足でクロスを供給。PA内中央で野上に競り勝った川又が豪快なヘディングシュートを放つが、クロスバーの上に外れる。前半アディショナルタイム1分には、攻め上がったDF高橋祥平が左サイドの高い位置から左足で低いクロスを送り、ニアの川又がダイビングヘッド。しかし、ジャストミートできず、枠外へ飛ばしてしまった。

 0-0で前半を折り返し、後半に入って先にチャンスを迎えたのは広島。後半6分、左サイドのハーフウェーライン付近のMF柏好文がロングパスを出し、PA手前左の皆川が受ける。DF大井健太郎に体を寄せられながらも巧みなコントロールでPA内左に進入し、倒れながら左足でシュートを打つが、GKカミンスキーが伸ばした左足によって阻まれた。

 磐田も得点を目指し、後半10分にはPA内左にドリブルで切れ込んだ松井が左足でループ気味のシュートを放つも、GK林卓人にキャッチされる。さらに同14分、アダイウトンが右サイド深くから上げたクロスがPA内中央にこぼれ、拾った松井が至近距離から左足でシュート。GK林にセーブされ、跳ね返りに反応した櫻内が右足で蹴り込もうとするが、再びGK林にストップされた。

 磐田が好機を生かせずにいると、徐々にペースは広島へ。後半27分にMFアンデルソン・ロペスからパスを受けた柏がPA左外から左足でクロスを送り、飛び込んだMF青山敏弘がヘッドで合わせるが、うまくミートできず、大きく枠を外れた。

 後半30分には右サイドでFKを獲得し、キッカーのMF柴崎晃誠が右足でクロスを供給。マークを外してファーから走り込んだDF水本裕貴が右足を伸ばすも、決勝点を決めた前節に続くゴールとはならなかった。

 結局、両チームとも最後までゴールを割れず、スコアレスで試合終了。広島は今季初の連勝を逃し、磐田は連敗こそ2で止めたものの、5試合未勝利(3分2敗)となった。


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