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堂安が凄すぎる!! 鮮やか2発でチーム救う!! U-20日本代表、イタリアとドローで決勝T進出

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2得点を奪ったU-20日本代表MF堂安律(G大阪)

[5.27 U-20W杯GL第3節 U-20日本 2-2 U-20イタリア 天安]

 U-20日本代表は27日、U-20W杯グループリーグ第3節でU-20イタリア代表と対戦した。前半7分までにイタリアに2点のリードを許した日本だが、同22分にMF堂安律(G大阪)の得点で1点を返すと、後半5分に再び堂安がネットを揺らして同点に追い付く。その後スコアは動かずに2-2のドロー決着。日本はグループ3位となったものの、各グループ3位の上位4チーム以内に入ることが確定し、決勝トーナメント進出を決めた。

 日本はウルグアイ戦から先発4人を入れ替え、FW田川亨介(鳥栖)、MF遠藤渓太(横浜FM)、DF初瀬亮(G大阪)、DF杉岡大暉(湘南)を先発起用。4-4-2のシステムを採用し、GKに小島亨介(早稲田大)、最終ラインは右から初瀬、DF冨安健洋(福岡)、DF中山雄太(柏)、杉岡、ドイスボランチにMF市丸瑞希(G大阪)とMF原輝綺(新潟)を並べ、右サイドハーフに堂安、左サイドハーフに遠藤、2トップにFW岩崎悠人(京都)と田川を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 現在勝ち点3で3位につける日本は勝利すれば、自力での決勝トーナメント進出が決定。引き分け以下に終わっても、条件次第で決勝トーナメント進出が決まる可能性がある。しかし、前半3分にいきなりイタリアに先制点を献上。後方から浮き球のパスを通されると、FWアンドレア・ファビッリに抜け出され、弾道の低いクロスを逆サイドから走り込んだMFリカルド・オルソリーニに押し込まれて、スコアを0-1とされてしまった。さらに同7分にはMFロランド・マンドラゴラのFKに反応したFWジュゼッペ・パニコに右足ダイレクトでネットを揺らされ、早くも2点のリードを許してしまう。

 まずは1点を返したい日本は、前半16分に細かいパスワークから最後は堂安のパスを田川がPA内で受けるが、相手に倒されてシュートまで持ち込めず。しかし同22分、左サイドから遠藤が送ったクロスに走り込んだ堂安が左足で押し込み、日本が1点を返す。さらに同26分にはFKのこぼれ球に反応した市丸がPA外から狙うもシュートは枠を捉え切れず、同33分には右サイドの堂安からパスを受けた市丸が再びミドルシュートでゴールを脅かしたが、GKの好セーブに遭って同点ゴールとはいかなかった。

 1-2とイタリアにリードされたまま後半を迎えると、後半5分に日本が同点に追い付く。PA外でボールを受けた堂安が寄せてくる相手を次々とかわしてゴール前に進入すると、左足で流し込んで試合を振り出しに戻した。

 2-2の同点に追い付いた日本は、その後ボールを保持する時間が長くなるが、シュートまで持ち込むことはできない。後半35分には堂安がミドルレンジからシュートを狙うもGKの正面を突いてしまう。その後も日本にゴールは生まれなかったものの、イタリアにも得点を許さずに2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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