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群馬3連勝、高井が止まらない!福岡連勝止まり首位陥落

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[5.28 J2第16節 福岡1-3群馬 レベスタ]

 前節で最下位を脱出していたザスパクサツ群馬が敵地で首位のアビスパ福岡に3-1で快勝した。群馬は昨年8月以来の3連勝。一方の福岡の連勝は4でストップし、首位の座から陥落した。名古屋グランパスが首位に立っている。

 群馬が完全に息を吹き返した。開幕から11戦勝ちなしと大不振が続いていた群馬だが、5月に元韓国代表FWカン・スイルを補強。初戦となった13日の愛媛戦は敗れたが、次の山口戦からは粘り強く勝利を重ねてきた。

 そしてこの日もカン・スイルがチームを勢いづける。前半14分、MF高橋駿太の右クロスに、DFと競り合いながら走り込んだカン・スイルが長い足を伸ばして、ゴールに流し込む。チームファーストシュートを確実に得点につなげた。

 さらに群馬にはこの男がいる。昨年の関東大学リーグ得点王のルーキーMF高井和馬は、今季ここまで6得点。ルーキーとは思えぬ適応力で得点を量産している。そして前半27分にループシュートで連続ゴールを3試合に伸ばすと、同39分には相手にミスをカットしてゴール前に入ると、GKのタイミングを外すシュートを蹴り込み、今季チーム最多となる3得点目をあっさり決めてみせた。

 4試合連続完封中の福岡にとってはまさかの展開。前半45分にFKを頭で合わせたFWウェリントンのゴールで1点を返すが、ここ2戦8得点と爆発中の攻撃陣がGK清水慶記を中心とした群馬の体を張った守備に苦戦。後半もシュート数は増えたが、群馬に逃げ切られてしまった。

 気温30度超の中で行われた一戦を制した群馬はこれで3連勝。試合終了のホイッスルが鳴ると、森下仁志監督はスタッフらと抱き合って喜びを爆発させた。2得点の高井は、「サッカーに絶対はない。勝ててよかった。点決めただけで、自分としては20点くらいのプレーだった。ここから上の順位に行ければいいと思う」と話した。

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