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3戦5失点の守備を立て直せ…DF冨安健洋「強い気持ちを持って臨む」

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DF板倉滉(川崎F=右)と競り合うU-20日本代表DF冨安健洋(福岡)

 決勝トーナメントまで辿り着いた。しかし、全試合で先制点を献上するなど、3戦5失点を喫しているように、守備陣にとっては決して満足いく内容での勝ち上がりではない。最終ラインの中央に構えるU-20日本代表DF冨安健洋(福岡)は、決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦に向けて守備の立て直しを誓った。

 第1戦南アフリカ戦、第3戦イタリア戦では最終ラインのズレを突かれた。対戦相手にスピードのあるサイドアタッカーがいることで、日本のSBは警戒して下がり気味にポジションを取る。CBはラインを上げようとするためラインが乱れ、裏を取られて失点を喫した。

「サイドアタッカーの速い選手が気になり、SBの選手が下がってしまう気持ちも分かるけど、自分たちもしっかり声を掛けて、上げさせないといけない」

 原因の一つは分かっているからこそ、修正しないといけない。そして、ラインコントロールも「ちょっとでも上げられるところは上げて、キックモーションに入ったら下げる。細かいところを一からやっていきたい」と初心に帰ってベネズエラ戦に臨もうとしている。

 翌30日に対戦するベネズエラはグループリーグ3戦で10得点を記録。「前線の4枚はかなり個性があるし、強さもうまさもある」と警戒を示しつつも、「組織で対応できればいいし、まずは個の対決で負けないように強い気持ちを持って臨みたい」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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