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伊藤洋輝の鮮やかミドルで先制も…U-19日本は再三の決定機をいかせずトゥーロン初戦はドロー

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先制点を決めた伊藤洋輝(写真は5月15日に開催されたU-20日本対U-20ホンジュラス戦のもの)

 U-19日本代表は29日、トゥーロン国際大会のグループリーグ初戦に臨み、U-19キューバ代表と1-1で引き分けた。第2戦は6月1日に行われ、U-19アンゴラ代表と対戦する。

 U-20W杯を戦うU-20日本代表と共に2020年の東京オリンピック世代のU-19日本代表。開始早々の4分にMF針谷岳晃(磐田)のスルーパスでFW安部裕葵(鹿島)が抜け出すなど、積極的な入りを見せると、26分に決定機が訪れる。MF吉尾海夏(横浜FM)のダイレクトスルーパスに安部が反応。飛び出したGKの右を抜くシュートを放ったが惜しくも右ポストに阻まれた。

 少ないタッチでパスを回し、相手に的を絞らせない日本は前半31分、針谷のFKからPA左でフリーとなったDF立田悠悟(清水)がヘッドで折り返し、U-20日本代表のトレーニングパートナーだったMF伊藤洋輝(磐田U-18)が飛び込んだが、わずかに届かない。前半終了間際の39分にも安部のポストプレーからPA右に持ち込んだ伊藤が枠内にシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれ、前半はスコアレスに終わった。

 迎えた後半も日本のペースで試合は進む。6分、DF麻田将吾(京都)のロングフィードに反応した吉尾が右サイドからカットインし、左足を振り抜くがクロスバーを直撃。それでも10分、右サイドからDF三国スティビアエブス(順天堂大)が入れたクロスのクリアボールを伊藤が受けると、トラップからすかさず左足を振り抜く。これがGKも反応できないゴール右上隅に突き刺さり、日本に待望の先制点が生まれた。

 追加点を狙いにいく日本は後半25分、FW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)のパスに抜け出したFW小松蓮(産業能率大)がPA内でGKと1対1の場面を迎えるが、至近距離からのシュートを止められてしまい決定機を逃す。すると、32分に一本のロングパスで裏を突かれて失点。一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれてしまった。

 後半38分には、ゴール正面の絶好の位置でFKを獲得し、針谷が右足で放ったシュートは相手GKに阻まれ、こぼれ球から立て続けにシュートを浴びせたが、相手GKのファインセーブもあり、キューバから勝ち越しゴールを奪えないままタイムアップ。日本は格下と目されていたキューバと1-1で引き分けに終わった。

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