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唯一の全試合フル出場…川崎F車屋「想像していた以上にハード」

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筑波大から加入、プロ4年目の川崎フロンターレDF車屋紳太郎

[5.30 ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 川崎F4-1ムアントン・U 等々力]

 JリーグとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で川崎フロンターレが重ねた公式戦は「20」。チームで唯一、全試合フル出場しているのがDF車屋紳太郎だ。20試合目となったホームでのムアントン・ユナイテッド戦は、4バックの左センターバックとして先発した。自身初となる国内とアジアの“併走”は「想像していた以上にハードなスケジュール」となっているが、ACLで準々決勝進出という結果を残し、車屋は「ホッとしています」と安堵した。

 決勝トーナメント1回戦第1戦を3-1の勝利で終え、有利な状況で第2戦を迎えたが、「アドバンテージに関係なく、絶対勝ちに行こうという話はしていた」という。「なかなか点が入らなかったですけど、自分たちでボールを持っていましたし、前線の選手が当たり前のように点を取ってくれているので、信じてやっていました」。最初の得点まで31分を要したが、終わってみれば4-1で危なげなくベスト8へと駒を進めた。

 これでチームは公式戦6連勝。5月の6試合を全勝で終えた。その間、川崎Fは19得点2失点と攻守がかみ合っている。「DF陣がいいから失点が少ないということではなくて、全員が前線から守備をしてくれています。得点にも後ろの選手がどんどん絡んできている。チームとしていい状況」。素早いプレスで高い位置でボールを奪い、3得点にサイドバックの選手が絡むなど、攻守にでチームが連動できている。

「ほとんどの選手が未知」(中村憲剛)なACLベスト8の戦いに臨む。「自分と見つめ合いながらしっかりやっているつもりですし、自分のプレーはもっと成長できると思っている」。充実のシーズンを送る背番号7は、さらなる飛躍を誓った。

(取材・文 奥山典幸)

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