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「槙野が指で3-0と挑発的な行動をした」、韓国メディアが乱闘騒動を分析

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韓国メディアが乱闘騒動を分析した

 5月31日に埼玉スタジアムで行ったAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦第2戦の浦和レッズ済州ユナイテッド戦後に起きた乱闘騒動を巡る波紋が収まる気配をみせない。

 試合は敵地での第1戦を0-2で落としていた浦和が、ホームでの第2戦は前半だけで2得点を決めて、延長戦に持ち込んだ。そして延長後半9分、DF森脇良太の千金弾によって、浦和が逆転に成功。準々決勝進出を決めた。

 しかし“事件”は試合中から起こる。控え選手のDFペク・ドンギュがMF阿部勇樹に飛び掛かり、ひじ打ちを食らわせるところが映像に収められると、タイムアップと同時に済州の選手やスタッフがピッチに乱入。至る所で小競り合いが起こり、追い回されたDF槙野智章が走ってロッカールームに逃げ込む姿もあった。

 試合後の会見で済州のチョ・スンファン監督は「いいマナーを見せることができなかった。フェアプレーができなかった点は申し訳ない」と陳謝したものの、一方で「勝利する者もマナーが必要だと思う」と浦和側にも非があると主張していた。

 韓国メディア『スポーツソウル』は「なぜこのようなことが起こったのかを含め、済州の今後の対応が重要になる」と指摘し、一連の騒動を分析。「済州によると、済州の選手たちに向かって槙野が指で『3-0』を示す挑発的な行動をとったと思われる」と、発端となった出来事を解説した。

 その他では試合後に日本人カメラマンがチョ監督を過度に至近距離で撮影しようとしたことなどを挙げて、試合後の「マナー」発言につながったと指摘。また浦和についてはサポーターが過去に差別的な横断幕を掲げて処分を受けた「極右的」な側面があると紹介。先日の森脇の「口臭い」発言も取り上げている。

 ただし済州の暴力行為については、「重い処分は避けられない」とし、「ペク・ドンギュの行動は起きてはならない行動だった」とすると、済州の監督や選手の国際経験の少なさが、このような事件に至ったと解説した。


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