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ミス連発名古屋、下位金沢に苦杯…わずか1節で首位陥落

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名古屋はわずか1節で首位の座から陥落した

[6.3 J2第17節 名古屋2-3金沢 豊田ス]

 名古屋グランパスがホームでツエーゲン金沢に2-3で逆転負けを喫した。名古屋の連勝は3でストップし、再浮上していた首位の座からもわずか1節で陥落した。金沢は連敗を2で止め、5戦ぶりとなる今季4勝目を挙げた。

 先制は名古屋だった。前半24分、FWシモビッチのポストプレーからDF櫛引一紀がオーバーラップ。マイナスにクロスを戻すと、シモビッチが右足で流し込み、3試合ぶりの先制点を奪った。

 しかし名古屋はミスを連発して逆転を許してしまう。まずは前半終了間際のプレー。GK楢崎正剛が大きくボールを蹴りだそうとしたが、FW佐藤洸一のブロックに当ててしまう。ボールはそのままゴールに転がっていってしまった。さらに後半16分にはDF酒井隆介のバックパスが短くなってしまう。これをMF杉浦恭平に奪われると、FW金子昌広に逆転弾を決められてしまった。

 ただ名古屋は選手層の厚さでカバーする。FW杉本竜士、そしてこの日でJリーグ通算500試合出場となったFW佐藤寿人をピッチに送り込み、流れを取り戻しに行く。すると後半24分、右サイトから酒井が入れたクロスを寿人が落とすと、杉本がエリア内でテクニカルな突破を見せる。最後は左足でゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 勢いは名古屋か。そう思えた試合だったが、金沢はそんな一瞬の隙を見逃さなかった。高いラインを保つ名古屋DFの裏に浮き球が出ると、佐藤洸一がボールに追いつく。切り返しで酒井を外すと、楢崎の股を抜くシュートを決めて、再び勝ち越しに成功。名古屋も終盤攻勢を仕掛けたが、GK白井裕人を中心に集中した守りで残り時間を守り抜いた。

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