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本田とのペアに「ゾッとした」という麻也、加藤は「乾くんの足を…」と平謝り

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フットバレーで勝利し、ペアを組んだ本田とハイタッチするDF吉田麻也

 7日のキリンチャレンジ杯・シリア戦(味スタ)、13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に向けて合宿中の日本代表は3日、千葉県内で午前と午後の2部練習を行った。MF香川真司、FW浅野拓磨の2人は午後練習に参加せず、宿舎で静養。DF酒井宏樹はグラウンドに姿を見せたが、別メニューで調整した。

 香川は5月27日のDFBポカール決勝で右臀部を打撲。ランニング中心のメニューだった午前練習には参加したが、午後練習は回避した。浅野は右アキレス腱に軽い痛みを訴えたためで、右膝内側に痛みを抱える酒井宏を含めて大事を取った。チーム関係者は「午後の練習はレクリエーションなので無理しなくていいということ」と説明。約2000人のファン・サポーターが見守る中、残る12選手でフットバレーを行い、リラックスした雰囲気で練習は行われた。

 2対2のフットバレーは12選手がクジ引きで2人ずつ6チームに分かれた。チーム分けはFW本田圭佑&DF吉田麻也、FW岡崎慎司&FW久保裕也、FW大迫勇也&FW原口元気、FW宇佐美貴史&GK川島永嗣、FW乾貴士&MF加藤恒平、DF長友佑都&DF酒井高徳。各チームが3試合ずつ行い、本田&吉田ペアが3連勝で“優勝”した。

 2歳年上で名古屋時代の先輩でもある本田とのコンビが決まった瞬間、「ゾッとした」と冗談交じりに笑った吉田。フットバレーの秘訣について「どれだけミスをせず、相手のミスを待てるか。基本、僕は強いので」と自信たっぷりに話すと、ペアを組んだ“相棒”について「勝利にこだわる人なので。僕が刺激を受けた」と苦笑いした。

 一方、苦戦していたのが乾&加藤ペア。球際やデュエルで強さを発揮するタイプの加藤にとって、足技が大事になるフットバレーは苦手なメニューだったようで、「今日はちょっと僕の得意分野ではなかった。乾くんの足を引っ張ってしまった」と平謝りだった。

(取材・文 西山紘平)

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