beacon

C・ロナウド2発などでレアル・マドリーが連覇達成!!ユベントスを圧巻4発で粉砕

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーが欧州CL連覇を達成した

[6.3 欧州CL決勝 レアル・マドリー4-1ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝が3日、ウェールズの首都カーディフにあるウェールズ国立競技場で行われ、レアル・マドリー(スペイン)がユベントス(イタリア)を4-1で下した。レアル・マドリーは2年連続12回目の大会制覇を果たした。

 2016-17シーズンのチャンピオンを決める頂上決戦。前半6分のMFミラレム・ピャニッチのミドルをGKケイラー・ナバスがビッグセーブで弾きだすなど、序盤からレベルの高さを見せつける。

 最初にスコアを動かしたのはレアル・マドリーだった。中盤でボールを奪ったレアルはカウンターを発動。右サイドのFWクリスティアーノ・ロナウドに渡ると、オーバーラップしたDFダニエル・カルバハルに展開。エリア内に戻すと、やっぱりこの男、走り込んだロナウドが右足で流し込んだ。ロナウドは今大会11得点目。FWリオネル・メッシに並び、得点ランキングでトップタイに浮上した。

 しかしユベントスも負けていない。前半27分、左サイドに展開されたボールをDFアレックス・サンドロがダイレクトで折り返すと、FWゴンサロ・イグアインが落とす。浮き球をコントロールしたFWマリオ・マンジュキッチは、胸トラップからバイシクルシュートを狙うと、華麗な放物線を描いたシュートが、ゴール右隅に収まった。

 白熱の好ゲーム。前半33分にC・ロナウドがバイシクルシュートを試みるなど、意地と意地がぶつかり合う。ただ後半に折り返すと、レアル・マドリーが圧力を強めていく。そして後半16分、MFトニ・クロースのシュートはブッフォンが防いだが、ミドルレンジにボールがこぼれると、MFカゼミーロが右足を一閃。MFサミ・ケディラのかかとに当たってコースが変わったシュートがゴール左隅に吸い込まれていった。

 レアル・マドリーは一気に畳みかける。後半19分、右サイドを突破したMFルカ・モドリッチのクロスにニアに飛び込んだC・ロナウドが、ユベントスの野望を打ち砕く得点を蹴り込む。これでロナウドは決勝トーナメントに入って10得点と大爆発。通算12得点目で今大会の得点王を決定づけた。

 リードを許したユベントスは、後半32分までに交代カードをすべて使って勝負を仕掛けるが、流れを取り戻すことは出来ない。一方のレアル・マドリーは、後半33分から地元ウェールズ出身で故障明けのMFガレス・ベイルを投入するなど、歓喜を迎える準備を整えていく。

 最後の力を振り渋るユベントスは、後半37分にDFダニエウ・アウベスのFKからアレックス・サンドロが頭で合わせたが、シュートはわずかに枠を捕らえない。同39分には途中出場のMFフアン・クアドラードが2枚目のイエローカードで退場。21年ぶりの優勝の優勝を目指したユベントスだが、以降5度目の決勝もビッグイヤーには届かなかった。

 後半45分にもMFマルコ・アセンシオの得点で加点したレアル・マドリーは大会連覇を達成。92年に欧州CLに大会名が変わってからは初の連覇となった。リーガ・エスパニョーラとの2冠も達成した。


●欧州CL16-17特集

TOP