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涙をグッと堪えて勝者称えたブッフォン、3度目の挑戦も叶わず「失望している」

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ジャンルイジ・ブッフォンは3度目の正直ならず

[6.3 欧州CL決勝 R・マドリー4-1ユベントス]

 試合後は涙があふれた。それでも、1番ビッグイヤーを掲げたかったはずの39歳GKジャンルイジ・ブッフォンは、その涙をグッと堪えて勝者を称えて微笑んでいた。

 ユベントスは3日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝戦でレアル・マドリーと対戦。前半20分に先制されたものの、27分のFWマリオ・マンジュキッチのゴールで同点に追いつき、前半を1-1で折り返す。しかし後半16分に勝ち越しを許すと、途中出場のMFフアン・クアドラードの退場もあり、後半3失点で1-4で敗れた。

 1995-96シーズン以来、21年ぶりの同タイトルを目指したユベントスだったが、以降の96-97、97-98、02-03、14-15に続く5度目の決勝での敗戦。さらにリーグ戦も含めた今シーズン最多の4失点で3冠の夢も阻まれた。また、イタリアサッカー界を引っ張るベテランGKに欧州CLのタイトルを獲ってほしいという声は日に日に高まっていたがそれも叶わず、これまでW杯など多くのタイトルを獲得しているブッフォンにとっても3度目の敗北となった。

 欧州カップ戦決勝で史上3番目の39歳126日でピッチに立ったブッフォンは、『BBC』によると「僕たちは失望している。前半はすごく良いプレーができていたし、勝利のために十分なことができていた。後半のレアルは勝利に相応しかった。こうした試合に必要な格と立ち居振る舞いを見せつけられたよ」。堅守が持ち味のユベントスが、決勝でまさかの4失点という状況を受け入れられずにいるようだ。


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