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止まらぬ柏、怒涛の8連勝で首位キープ!! 浦和は興梠が痛恨のPK失敗…

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浦和レッズを下した柏レイソルは8連勝を飾って首位をキープ

[6.4 J1第14節 柏1-0浦和 柏]

 J1リーグは4日に第14節を開催し、日立柏サッカー場では柏レイソル浦和レッズが対戦。前半アディショナルタイムにMF中川寛斗の得点で柏が先制すると、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利。8連勝を飾って首位をキープした。

 7連勝中で暫定ながらも首位に立つホームの柏は31日に行われたルヴァン杯第7節札幌戦(●1-2)から全選手を入れ替え、日本代表に初選出されたGK中村航輔(GK合宿で代表候補に招集歴あり)、U-20日本代表の一員としてU-20W杯に出場したDF中山雄太らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、1試合消化が少ないながらも4位につける浦和は31日のACLラウンド16第2戦済州ユナイテッド戦(○3-0延長)から先発2人を入れ替え、MF高木俊幸、MF宇賀神友弥らが先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりにシュートチャンスを創出したのはアウェーの浦和だった。前半3分、FW興梠慎三が右サイドに展開したボールを受けたMF関根貴大がPA付近まで運んでシュートに持ち込むがDF輪湖直樹にブロックされ、こぼれ球に反応した高木のシュートは枠上に外れた。さらに同5分にはMF柏木陽介が蹴り出したCKの流れから興梠が右足で狙うも、シュートは枠を捉え切れなかった。

 対する柏は前半17分、右サイドでボールを受けたFWクリスティアーノが個人技でDF森脇良太をかわしてグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に走り込んだ中川が合わせたものの、GK西川周作に防がれてしまう。さらに同23分にはDF小池龍太が送ったロングパス1本でPA内に進入したクリスティアーノが右足で狙うが、シュートは西川の正面を突いて先制点を奪うには至らなかった。

 前半37分には浦和が好機を生み出す。中盤でボールを受けた興梠が3人を置き去りにして前線に運んで柏木に預けると、柏木が右サイドに展開。駆け上がった関根のクロスをFW李忠成が落とし、走り込んだ森脇がダイレクトで合わせてシュートを枠内に飛ばしたものの、ボールは横っ飛びした中村に弾き出されてしまった。すると後半アディショナルタイム、右サイドを突破した小池のクロスをファーサイドのFW武富孝介が折り返すと、中央に走り込んだ中川がヘッドで押し込んで柏が先制に成功した。

 1-0と柏がリードしたまま後半を迎えると、後半3分にPA内で興梠がコントロールしたボールがDF中谷進之介の手に当たって浦和がPKを獲得。しかしキッカーを務めた興梠のシュートはゴール右に外れてしまい、同点のチャンスを逸してしまう。さらに同14分には高木が送ったクロスをファーサイドで受けた関根がシュートを狙うも、距離を詰めた中村に弾き出されてしまった。

 追加点を狙う柏は後半15分にカウンターからゴールに迫る。自陣でボールを奪ったMF大谷秀和のスルーパスから抜け出したクリスティアーノがPA内まで進入してシュートまで持ち込むが、横っ飛びした西川に阻まれてネットを揺らすには至らず。すると浦和ベンチが動き、同18分に関根に代わってMF駒井善成、同24分に阿部に代わってMF青木拓矢がピッチへと送り込まれる。

 その後は1点を追い掛ける浦和が攻勢を掛けるが、後半28分に右サイドの駒井が送ったクロスを興梠が胸トラップから右足で狙ったシュートは中村にストップされてしまう。同30分に浦和は最後のカードとして高木に代えてFW武藤雄樹を投入。しかし、最後まで柏ゴールをこじ開けられず。柏が守護神・中村や中谷、中山の2CBコンビを中心にゴールを守り抜き、1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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