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追加招集の宇佐美「何も変わらないですよ」 “最大派閥”の古巣に驚きも

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追加招集されたFW宇佐美貴史

 5月28日から千葉県内で行われていた海外組による日本代表事前合宿にバックアップメンバーとして参加していたFW宇佐美貴史(アウクスブルク)が5日、正式に本メンバーとして追加招集された。

 FW乾貴士が右足首痛、FW浅野拓磨が右アキレス腱痛を抱えていることもあり、宇佐美が引き続きチームに帯同。26選手で7日のシリア戦(味スタ)を戦うが、チーム関係者によると、シリア戦を終えた時点で再度、状況を判断し、翌8日からのイラン遠征には25選手で向かう方針だという。

 代表チームはこの日から国内組11人が合流し、都内で本合宿をスタート。あらためて追加招集という形になった宇佐美はその心境について「何も変わらないですよ」と淡々と話し、「昨日で合宿は打ち上がった感じがあったので、『ここから始まるんだ』という違和感はありました」と、気持ちも新たにシリア戦に臨むつもりだ。

 古巣であるG大阪の選手たちとも“再会”を果たした。GK東口順昭、DF三浦弦太、MF今野泰幸、MF倉田秋、MF井手口陽介と、クラブ別では最多の5人が合流。「ガンバの選手が増えた印象はある」と、“最大派閥”となった現状に驚きを隠さなかった。

「若い選手が増えたなという印象はある。(井手口)陽介、(三浦)弦太、(久保)裕也、(浅野)拓磨」。リオデジャネイロ五輪世代を筆頭とした若手の台頭を実感する宇佐美は「全員で競争を続けていかないといけない。僕自身もその競争に入って、勝っていけるような気持ちでやりたい」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)

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