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「際立って目立っていた」今野の背中を追う井手口、代表デビューなるか

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初招集の昨年11月以来の代表復帰となったMF井手口陽介

 選ばれるだけでは満足できない。日本代表に初招集された昨年11月以来の代表復帰を果たしたMF井手口陽介(G大阪)は「前回は選ばれてもレベルの差を感じたし、悔しい思いをした。今回は少しでもレベルの差を縮めていけるようにがんばっていきたい」と抱負を述べた。

 昨年11月11日のオマーン戦(4-0)はベンチ入りも出番なく、同15日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(2-1)はベンチ入り23人に入れず、スタンドからの観戦となった。負傷の影響で招集を見送られた今年3月のW杯アジア最終予選・UAE戦(2-0)ではG大阪でチームメイトのMF今野泰幸が攻守に躍動。同じボランチの大先輩の姿は大きな刺激だった。

「守備でも攻撃でも、際立って目立っていた。同じポジションで、あそこまで目立てるのはすごい。自分もああいうところでアピールしていかないといけない」

 G大阪勢は井手口、今野を含めて最多の5人が招集された。“最大派閥”の現状に「多少はやりやすい」と認めるが、今野やMF倉田秋は同じ中盤のポジションを争うライバルでもある。「競っていかないといけないけど、見習う部分もたくさんある。少しでも自分に吸収できたら」と、偉大な先輩の背中を追いながら自分自身の糧にしていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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