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“ハリルのコメント”で感じた手応え…東口「積み上げてきたものは間違いない」

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日本代表GK東口順昭

 3月シリーズで指揮官は大きな期待を寄せていた。だがJ1リーグで好パフォーマンスを披露していた日本代表GK東口順昭はJ1第3節FC東京戦で負傷。直後の日本代表メンバー発表会見で、バヒド・ハリルホジッチ監督は「私にとって悲しい出来事だった。彼は素晴らしいコンディションで今季プレーしていた。今回、ケガをしてしまったが、それまでは次の試合にスタメンで行ける状態の選手だった」と話していた――。

 あれから2か月。東口は昨年11月以来となるA代表復帰を果たした。今回は常連のGK西川周作がメンバー外となった一方で、GK中村航輔がA代表初招集。東口にも新たな刺激があったようで、「(川島)永嗣さんはもちろん、航輔もすごく技術の高い選手なので、そこから自分も何か学びたいと思っている」と語っている。

 3月のメンバー発表時のハリルホジッチ監督の言葉は、東口の耳にも届いていたようで、「そういうコメントを言ってくれたことはすごい手応えというか、今まで積み上げてきたものが間違っていなかったと思える」と胸を張る。しかし、指揮官の信頼を感じつつも、決して歩を緩める気などない。

「それとは別で、(信頼は)また積み上げていかなアカンものだと思う。もっともっと、そう思ってもらえるように、練習からアピールしていけたらいい」

 3月シリーズでは約9か月ぶりにA代表のピッチに立ったGK川島永嗣がビッグセーブを連発し、改めて存在感を示した。東口も「毎回、『絶対に試合に出たい』というアピールの気持ちでやっている。今回もそれは変わらない」と16年3月24日アフガニスタン戦以来となるA代表での出場を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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