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“G大阪トライアングル”よりも…倉田「自分が試合に出ることに必死」

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練習後、ストレッチするMF倉田秋

 同じ失敗はしない。7日のシリア戦(1-1)で前半10分から緊急出場した日本代表MF倉田秋(G大阪)は「あれが本番じゃなくてよかった。本番でああいうプレーをしてはいけない。小さなミスが失点につながる。もっともっと集中しないといけない」と、あらためて気合いを入れ直した。

「(シリア戦は)人の距離が遠かった。僕は全員を一人で抜くタイプじゃないし、周りとのコンビネーションが自分の特徴であり、日本の特徴でもある。前半のうちに全員で考えて、リズムを変えられれば良かった」

 反省の言葉が続く倉田だが、シリア戦で途中交代したMF香川真司は左肩の脱臼でチームを離脱。13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)は香川の抜けたインサイドハーフのポジションをFW本田圭佑と争うことになる。「(シリア戦は)人に強く行けなかった。今、自分にできることをもう一回整理して、チームの勝利に貢献したい」と、決意を新たにする。

 後半8分からMF井手口陽介がアンカーに入ると、中盤の3枚は倉田、井手口、MF今野泰幸という“G大阪トライアングル”になった。今野が交代する後半18分までの10分間だったが、「あの時間は相手も疲れていたし、やりやすさはあった」と振り返る。とはいえ、「それより自分が試合に出ることに必死」というのも本音。「ガンバの3人で出たいなんて言えない」と、代表チームの一員として名誉挽回のチャンスを待っている。

(取材・文 西山紘平)

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