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新エースの鮮やかな一撃!なでしこが敵地オランダで完封勝ち

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FW横山久美の鮮やかなミドルシュートが決勝点になった

[6.9 国際親善試合 オランダ女子 0-1 日本女子 ブレダ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、オランダ・ブレダでオランダ女子代表と国際親善試合を行い、1-0で勝利した。なでしこは13日にもベルギー女子代表と国際親善試合を予定している。

 今回の遠征は4月に高倉麻子監督になってからは初の国内戦となったコスタリカとの親善試合を戦ったメンバーからほとんど変更を加えずにオランダ・ベルギー遠征を決行した。狙いについて指揮官は「(熊本で)新しい選手が非常にいいパフォーマンスを見せた」ことを挙げ、高いレベルでの競争を期待した。

 また今回の遠征で戦うオランダとベルギーは、7月に欧州選手権(EURO)を控えていることからチームの仕上げ段階に入っており、なでしこジャパンにとっては申し分のない相手。メンバー発表会見で高倉監督も「全力でぶつかっていきたい。2試合とも勝ちにこだわってやりたい」と意気込みを語っていた。

 迎えたオランダとの初戦。試合を決めたのは新エースの一撃だった。後半17分、MF阪口夢穂から縦パスを受けたFW横山久美が相手を反転でかわしてミドルシュート。右足から放たれた一撃はゴール右隅を確実にとらえ、なでしこジャパンに先制点をもたらした。横山は同14分からの途中出場で、出場からわずか3分で結果を出した。

 試合終盤は押し込まれる時間帯もあったなでしこだが、後半25分にGK山下杏也加がビッグセーブを見せるなど、集中力を切らさない。最終盤のオランダのパワープレーにも耐えたなでしこジャパンが、1-0で試合を終わらせた。

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