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環境を言い訳にはしない大迫「俺らだけが暑いわけじゃない」

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前日練習で汗を流すFW大迫勇也

 ストライカーとしてゴールに飢えている。日本代表FW大迫勇也(ケルン)はハリルジャパン初先発となった昨年11月11日のオマーン戦(4-0)で2ゴールを挙げるも、その後は同年11月15日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(2-1)、今年3月23日の同UAE戦(2-0)、そして今月7日のシリア戦(1-1)と3試合連続ノーゴール。シリア戦は後半40分に交代するまで、わずかシュート1本に終わった。

「今は僕がおさめて、両サイドが(ゴール前に)入ってきて点を取るという形になっている。サイドで起点をつくって、僕がゴール前に入る形もつくっていかないといけない」。ポストプレーやチャンスメイクも大事だが、FWとしてこだわるのはやはりゴール。シリア戦後に行われたハリルホジッチ監督との“個別面談”の中身については「戦術的なことが多いので話せない」と言葉を濁したが、攻撃の形を増やす必要性については自身の考えをハッキリと伝えたという。

 連日の猛暑にも大迫はどこ吹く風だ。気温35度を超える現地時間午後4時55分キックオフの試合に「この環境でサッカーをすることはなかなかない。今までで一番暑いかも」としながらも、「暑さは相手も一緒。俺らだけが暑いわけじゃない」と、言い訳にするつもりはない。「試合が終わったときに勝っていることが大事。(大事なのは)立ち上がりだけでもないし、後半だけでもない。90分を通してしっかりとした戦いをしたい」と力強く話した。

(取材・文 西山紘平)

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