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フランス代表サポーターがホームで英国国歌を大合唱…両代表の一戦に存在する縁とは

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フランスvsイングランドの試合前には黙祷も行われた

 現地時間13日、フランス代表vsイングランド代表の親善試合は3-2でフランスが勝利を収めた。この試合で、勝敗以上に注目すべきシーンとして、『ESPNFC』を始め、大手メディアが試合前のイギリス国歌の斉唱シーンを紹介している。

 先日、ロンドン市内で起こったテロ事件での犠牲者を追悼する意味も込め、スタッド・ドゥ・フランスの大半を占めるフランス人サポーターがイギリス国歌の「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」をともに歌った。スタジアムはフランス国内での試合とは思えないほど、イギリス国歌が盛大に鳴り響いた。

 この動きには、2015年11月にロンドンのウェンブリーでイングランドvsフランスが行われた際、その4日前にフランス・パリで起こったテロを追悼し、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」をイングランドサポーターが大合唱したという経緯が存在する。その際の出来事と同様の取り組みだと伝えられた。

 試合後、フランス代表のディディエ・デシャン監督は「起こった(テロの)悲劇について、我々は助けになれると思った。かつてパリでテロが起こった際、ウェンブリーの試合で我々を勇気づけてくれたからね」と語り、イングランド代表とサポーターに対して感謝の意を示している。


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