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浅野が高校生に熱いエール!! 「100%でやれば絶対に自分の財産になる」

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イベントに参加した日本代表FW浅野拓磨

 日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)が16日、特別講師として「JYD SPECIAL SESSION presented by VAAM」に参加した。「JYD SPECIAL SESSION presented by VAAM」は2部で構成され、第1部は「フィールドトレーニング」、第2部は「栄養トークショー」が行われた。

 会場となった国士舘高校に浅野が登場すると、観覧に訪れた生徒や一般客から拍手が贈られた。ピッチに集まったサッカー部員の前であいさつして、“ジャガーポーズ”で記念撮影を行うと、第1部の「フィールドトレーニング」を開始。選手たちの動きを見守る浅野は、ボールを受ける際に「自分のイメージだけでなく、ディフェンスの動きをイメージしよう」、パスを受けてからのシュート練習では「一直線に動いてもDFはついてくる。受け手は動きに緩急をつけることを意識しよう」などとアドバイスを送った。

「失敗してもいい」と強調した浅野が、繰り返し使っていた言葉は「練習から試合をイメージすること」だった。与えられた練習メニューを黙々とこなすだけでなく、「試合になったらどうなるか」を考え、さまざまな試合状況をイメージして練習に取り組むことで「プレーの質は変わる」と伝えた。約1時間、ときには選手とともに汗を流した浅野は、「これだけの時間で少しは意識が変わったと思う。そういう意識で上を目指して頑張って下さい」と選手たちにエールを贈った。

 そして第2部では会場を隣接するメイプルセンチュリーホールに移して「栄養トークショー」が行われた。MCを務める三田涼子さんから質問を受け、高校時代やドイツでの生活ぶりなどを語るだけでなく、食生活の変化も明かしている。高校時代には「栄養を気にするタイプではなく、どんぶり大盛りにして、ご飯をとにかく食べていた」ようだが、現在は「まだまだ体を作っていかないといけないので、バランス良く、量を食べるようにしている」とバランスに気を使いながら栄養を摂取している。浅野の実際の食事写真を見て、栄養士の案浦美保代さんは主食、おかず、野菜、果物、乳製品と「栄養フルコース型」の食事ができていると説明。

 その後はサプリメントの活用法などを伝え、広島時代から愛飲しているという“VAAM”については、「練習前の15分から30分前に絶対に飲むようにしています。エネルギーに変えてくれるので、良いパフォーマンスをするために飲んでいます」と自身のパフォーマンスを向上させてくれていると信頼を寄せた。最後に会場に詰め掛けた選手や保護者からの質問にも答え、「高校時代は毎日100パーセントでやってきたと胸を張って言える。なかなかうまくならなくても、妥協せずに100パーセントでやれば絶対に自分の財産になるので、全力で頑張ってほしい」と熱く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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