beacon

C・ロナウドがアシスト、チチャリートが同点弾…ポルトガルとメキシコの初戦は劇的ドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

ポルトガルとメキシコの初戦はドロー決着

[6.18 コンフェデ杯GL第1節 ポルトガル2-2メキシコ]

 コンフェデレーションズ杯は18日、グループリーグ第1節2日目を行った。カザン・アリーナではA組のポルトガル代表(欧州王者)とメキシコ代表(北中米カリブ海王者)が対戦し、2-2で引き分けに終わった。なお、第2戦は21日に行われる。

 初出場のポルトガルは、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFナニ、DFラファエル・ゲレイロらが先発出場。一方、1999年大会以来の優勝を目指すメキシコは、“チチャリート”ことFWハビエル・エルナンデスやMFアンドレス・グアルダード、MFジョナタン・ドス・サントスらがスターティングメンバーに名を連ねた。

 序盤からC・ロナウドとナニの2トップになかなかボールが入らなかったポルトガルだが、少ないチャンスを決定機へと結びつけていく。前半20分、MFジョアン・モウティーニョの浮き球パスをDFペペが落とし、C・ロナウドが右足ボレー。クロスバーの跳ね返りをナニが押し込んだ。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判断により、ペペの時点でオフサイドだったとして得点が取り消された。

 徐々に流れを引き寄せたポルトガルは前半33分、MFウィリアム・カルバーリョがゴール前に入れた浮き球パスをDFカルロス・サルセドがヘディングでクリア。これがゴール方向に飛んだが、GKギジェルモ・オチョアに弾き出される。それでも直後の34分、カウンターからC・ロナウドがドリブルで仕掛け、PA左で相手を引き付けて中央へラストパス。フリーとなっていたFWリカルド・クアレスマがGKオチョアをかわして右足で流し込み、今度こそポルトガルが先制した。

 反撃に出るメキシコは前半38分、右サイドからMFカルロス・ベラが上げたクロスをチチャリートが後方に下がりながら頭で合わせたが、GKルイ・パトリシオの正面。これは決めきれなかったが、前半のうちに同点に追いつく。42分、左サイドからMFラウール・ヒメネスがクロスを上げると、ゲレイロがクリアミス。ベラがPA右から中央に折り返したボールをチチャリートがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 均衡した状況の中、後半12分にメキシコはベラに代えてMFジオバニ・ドス・サントスを投入。ポルトガルはナニとモウティーニョを下げて、FWジェルソン・マルティンスとMFアドリエン・シウバをピッチに送り込んだ。さらにメキシコは22分にDFネストル・アラウホを入れた。

 後半はなかなか互いにチャンスが訪れない中、ポルトガルは後半40分、左サイドからMFアンドレ・ゴメスが上げたクロスをA・シウバがヘディングシュート。これはGKオチョアに止められたが、41分に勝ち越しゴールが生まれた。右サイドからG・マルティンスが折り返したボールは相手にカットされたが、こぼれ球に反応したDFセドリック・ソアレスが右足シュート。相手に当たってゴールネットを揺らし、2-1と勝ち越しに成功した。

 しかしメキシコも諦めない。後半アディショナルタイム1分、ジョナタン・ドス・サントスの左CKからDFエクトル・モレノがヘディングシュートを決め、2-2。メキシコとポルトガルのコンフェデ初戦は引き分けに終わった。


●コンフェデレーションズ杯2017特集

TOP