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壮絶展開も目立ったいわきFCの終盤力、金大生「完全に走り勝てた」

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駒澤大から加入したルーキーMF金大生は1得点&オウンゴールを誘発した

[6.21 天皇杯2回戦 札幌2-5(延長)いわきFC 札幌厚別]

 ミスを取り返した得点だった。前半31分にMF金大生のシュートから誘発したオウンゴールで先制したいわきFCだったが、同45分に自身がマークを外してしまったことで、FWヘイスに同点弾を浴びてしまう。

「やってしまったという思いがあった。取り返したかった」

 そして同アディショナルタイム4分、DF古山瑛翔が右サイドから蹴ったFKをFW平岡将豪が折り返すと、金が左足で押し込み、再び勝ち越しに成功した。

 チームは直後に失点して延長戦に持ち込まれるなど、壮絶な試合になったが、結果的には延長だけで3得点を奪ったいわきFCが快勝した。目立った終盤力。金も「向こうはバテバテで疲れていたのですが、自分たちは声も出て盛り上がっていた。雰囲気的にも押せ押せムードだった。自分たちの試合が延長からどんどん出せたなという試合でした」と自信を深めた様子だ。

 3回戦の相手は清水エスパルスに決定した。「自分たちはしっかり6月21日に向けて準備してきた。それが結果として出た。完全に走り勝てたのが良かった。3回戦の清水戦もいい準備をして、試合に臨めたらいいなと思います」と次なる標的に目線を向けた。 

(取材・文 児玉幸洋)
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