beacon

10番FW篠原が先制FK&決勝ゴール!実践学園に2点差追いつかれるも、関東一が東京3連覇達成!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半37分、先制FKを決めたFW篠原友哉関東一高イレブンが祝福

[6.25全国高校総体東京都予選決勝 関東一高 3-2 実践学園高 駒沢2]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技東京都予選決勝が25日に行われ、関東一高が3-2で実践学園高に勝利。3年連続3回目の優勝を果たした。決勝を戦った両校は前日の準決勝を突破した時点で全国総体への出場権を獲得。全国大会は7月29日に1回戦が行われる。

 関東大会予選決勝と同カードとなった一戦。雨中の立ち上がり、前回の勝者である関東一が押し込んだ。4分にFW村井柊斗(3年)の右クロスからFW池田健太(2年)がヘディングシュート。10分には10番FW篠原友哉(3年)が右サイドでの鮮やかな突破からゴールへ迫った。

 だが、立ち上がりを凌いだ実践学園がその後ボールを握る時間を増やす。3バックから丁寧にボールを繋ぎ、FW中山颯人(2年)やFW前原龍磨、FW武田義臣(ともに3年)に縦パスが入ると一気にスピードアップ。ハイサイドまでボールを運んでCKを獲得するなど、やや押し込む形で試合を進めた。

 だが、関東一はCB小野凌弥(3年)とCB関口聖人(2年)を中心に要所を締めて決定打を打たせない。実践学園は32分にMF奥山勝(3年)が右サイドを突破してラストパス。ファーサイドまで流れたボールをMF山内稔之(2年)が左足で叩いたが、GK北村海チディ(2年)がキャッチしてスコアは動かない。

 実践学園も関東一のサイド攻撃をDF尾前祥奈(3年)中心に封じ続けていた。だが37分、関東一は敵陣中央で村井がFKを獲得。これをキッカーの篠原が右足で狙うと、グラウンダーの一撃が壁の間を抜けてゴール左隅に突き刺さった。

 先制した関東一は後半14分、相手の連係ミスを突いてハーフウェーライン付近でボールを奪った池田が単騎でカウンター。スピードに乗ったドリブルでペナルティアークまでボールを運ぶと、鮮やかな左足ループシュートを決めて2-0とした。

 一方、実践学園は19分、山内の左クロスのこぼれ球を交代出場のFW村上圭吾(3年)が左足で決めて1点差。さらに24分には右CKをファーサイドのDF人見隼斗(3年)が折り返し、再び村上が左足でゴールを破った。

 2-2。関東予選決勝の雪辱を狙う実践学園が2点ビハインドを追いついた。だが、王者・関東一が底力を見せる。29分、MF小関陽星(2年)の左アーリークロスをPAの篠原が胸コントロールしてDFと入れ替わる。そのまま篠原が左足シュートを決めて熱戦に決着をつけた。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

TOP