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歓喜のアイスタ、清水が待ちに待ったホームでの勝利!決勝点の二見「みんなで取った1勝」

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決勝点を挙げた二見宏志

[6.25 J1第16節 清水1-0甲府 アイスタ]

 清水エスパルスヴァンフォーレ甲府による“富士山ダービー”は1-0で清水が制した。これで清水は10試合ぶりの白星。J1でのホーム勝利は2015年5月30日に行われた第1ステージ第14節・川崎F戦以来、約2年1か月ぶりとなった。

 前半は互いにチャンスらしいチャンスを作ることができなかった。清水は前半18分、MFミッチェル・デュークがドリブルから右足ミドルシュートを放ったが、ゴール左に外れる。対する甲府は27分、DFエデル・リマが左サイドをえぐり、ライン際からカットインしてシュート性のクロスを入れたが味方に合わなかった。

 後半の立ち上がりから積極的に攻め込む清水は4分、カウンターからMFチアゴ・アウベスが相手3人に囲まれながらも強引にシュート。これで獲得した右CKからチアゴがゴール前に入れると、相手に当たったボールが左ポストを叩く。さらに7分、チアゴの左足ミドルはGK岡大生に弾かれ、詰めていたFW鄭大世がヘディングシュートもクロスバー上を越えていった。

 惜しい場面を立て続けに作っていた清水がその勢いのまま先制点を挙げる。後半15分、チアゴの左CKからDFカヌが競り合ってこぼれたボールをファーサイドのDF二見宏志が右足ボレー。角度はなかったがゴールネットに突き刺し、二見の今季初ゴールで清水がスコアを動かした。

 1点を追う甲府は後半23分にFW河本明人とMFオリヴァー・ボザニッチに代えて、FW田中佑昌と23日に加入が発表されたFWジュニオール・バホスを投入。バホスはFWウイルソンと前線でコンビを組んだ。すると、徐々に流れは甲府に傾き、相手陣内でパスを回す時間帯を増やしていった。

 しかし甲府はデュークの前からのプレッシャーや鄭大世も終盤に加わった守備を最後まで崩すことができず、0-1のままタイムアップ。甲府は7試合白星なし(3分4敗)に終わった。

 今季リーグ戦ホーム初白星となった清水。決勝点を挙げた二見は試合後のヒーローインタビューで、「素直に嬉しいです。打ったら入りました。残り5分は結構しんどかったですが、サポーターの声援で乗り切れました。チームみんなで取った1勝だと思います」と振り返った。また、小林伸二監督は「長くてサポーターには申し訳なかった。少し肩の力が抜けて、質の高いサッカーが見せることができると思います」と笑顔で語った。


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