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12年ぶり&18戦ぶり白星は衝撃スコア…徳島が山形に圧巻6発で“負の歴史”に終止符

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[6.25 J2第20節 山形1-6徳島 NDスタ]

 10位徳島ヴォルティスが敵地で5位モンテディオ山形を6-1で下し、2連勝を飾った。リーグ戦の対山形戦では2005年以来、18試合ぶりの勝利。J2で2番目に少ない15失点と堅守を見せていた相手から大量のゴールを奪い、今後に弾みのつく白星を手にした。

 開始早々にボールの空気圧の異常で試合が止まること2回。気勢をそがれる形となった両チームだったが、アウェーの徳島は集中力を切らさず、狙いを持った攻撃で山形のプレスを剥がしていく。前半10分にはカウンターからPA内に持ち込んだFW山崎凌吾がDF菅沼駿哉にスライディングで倒され、PKを獲得。同11分にキッカーのMF岩尾憲が右足で放ったシュートはGK児玉剛に触られるも、ゴール右に吸い込まれて先制に成功した。

 さらに前半23分、MF馬渡和彰が右サイドからクロスを上げると、ファーのFW渡大生が頭で折り返す。山崎のヘディングシュートはGK児玉の正面を突くが、手を弾いてゴール左に決まった。

 2-0とした後も徳島の勢いは止まらない。前半24分、MF島屋八徳のパスを受けた渡がワンタッチで相手DFをかわし、PA内左から折り返すと、ファーの山崎が右足でプッシュ。山崎は立て続けのゴールで今季5得点目をマークした。同33分には左サイドでボールを奪ったMF杉本太郎が渡へつなぐ。そのままPA内左に持ち上がった渡が右足でゴール右に突き刺し、前半だけで4点差とした。

 24歳の誕生日を自らのゴールで祝った渡は後半9分にもネットを揺らす。左CKからキッカーの岩尾が右足でクロスを送ると、ファーでヘディングシュートを放ち、ゴール右に決める。これで渡は今季12得点目。昨季に記録したキャリアハイのゴール数に早くも並んだ。

 徳島は直後の後半10分にも加点する。左サイドのMF前川大河が中央にパスを送ると、島屋がマークを引き付けながらスルー。受けた杉本が山崎とのワンツーでPA内中央へと突破し、左足で落ち着いてゴール右に流し込んだ。鹿島から期限付き移籍中の杉本は開幕戦以来となる今季2得点目。徳島は6-0と大量リードを得た。

 ホームで一矢報いたい山形は後半40分、左CKの流れから杉本のハンドでPKを獲得。同41分にボールをセットしたMF瀬沼優司がGK長谷川徹の逆を突き、右足でゴール中央に決めるが、反撃はここまでとなった。前節まで9試合負けなし(5勝4分)だった山形にとっては、よもやの大敗。今季のホーム初黒星も喫してしまった。

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