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逃げ切り失敗で泥沼6連敗…札幌MF兵藤「勝ち点1を持って帰りたい気持ちが強くなりすぎた」

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終盤はキャプテンマークを巻いて奮闘した札幌MF兵藤慎剛

[6.25 J1第16節 柏2-1札幌 柏]

 同点に追いつきながらも、終盤に勝ち越し点を許した試合展開に、北海道コンサドーレ札幌のMF兵藤慎剛は、「勝ち点1を持って帰りたい気持ちが強くなりすぎた」と悔しさをにじませた。

 四方田修平監督も「最後押し込まれたので、アウェーで勝ち点1でも」という思いだったことを、試合後の記者会見で明かした。「逃げ切れず残念」。後半43分に刻まれた決勝点、そして失った勝ち点1が悔やまれる。

 敗れはしたが「自分たちのいい時間もあった」と兵藤が指摘するように、札幌にも2点、3点取れるようなチャンスはあった。立ち上がり6分には、数選手がからんで左サイドをパスで崩すと、MF宮澤裕樹からのパスが最前線に飛び出していた兵藤にわたる。兵藤はダイレクトでFWヘイスに落とすと、ヘイスからのリターンをペナルティエリアでうけたが、DF輪湖直樹のブロックにあってしまった。「1本でしとめられるように」と31歳のMFは、反省を口にする。

 柏戦での敗戦で連敗は「6」にのびてしまった札幌。勝ち点を12から積み上げることができず、順位は大宮にかわされて降格圏の16位に転落した。「連敗をとめられなかった。チームの力が足りない」。兵藤は反省しきりだったが、1週間後には次の試合がやってくる。次節は勝ち点18で13位につける清水、その次は勝ち点14で15位の大宮と、順位が近いチームとの対戦が待っている。「残留争いしているチームからは勝ち点をとる」。プロ10シーズン目を戦うベテランは、負けられない戦いへ、決意を固めていた。

(取材・文 奥山典幸)

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