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ビデオ判定でイエローがレッドに…ドイツが10人のカメルーンに3発快勝でGL首位通過

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ドイツが2勝1分でグループ首位通過

[6.25 コンフェデ杯GL第3節 カメルーン1-3ドイツ ソチ]

 コンフェデレーションズ杯は25日、グループリーグ最終節を行った。B組のドイツ代表(W杯王者)はカメルーン代表(アフリカ王者)と対戦し、3-1で勝利。チリ代表(南米王者)がオーストラリア代表(アジア王者)と引き分けたため、首位通過が決まった。

 首位チリと勝ち点4で並ぶ2位ドイツは、22日のチリ戦からメンバーを4人変更。DFアントニオ・リュディガーやDFマルビン・プラッテンハルト、FWティモ・ベルナー、MFケレム・デミルバイが先発起用された。対するカメルーンは開幕から3試合連続で同じスターティングメンバーを送り出している。

 グループリーグ突破には勝利が絶対条件のカメルーンが積極的な入りをみせたが、先制点を挙げられずにいると流れはドイツに傾いた。前半21分、MFユリアン・ドラクスラーのパスをPA手前で受けたMFエムレ・カンが右足を振り抜くが、わずかに枠を外れる。24分には、左サイドからプラッテンハルトが上げたクロスにDFヨシュア・キミッヒが飛び込んだがヘディングシュートはゴール右に逸れた。

 押し込まれる時間が続いたカメルーンは前半終了間際の45分、右サイドからDFエルネスト・マブカが上げたクロスがファーサイドまで流れ、MFアンドレ・ザンボ・アンギッサが右足ボレーで合わせる。両チーム合わせて前半唯一の枠内シュートとなったが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに弾き出された。

 スコアレスで迎えた後半はドイツが早々にデミルバイがシュートを放つなど果敢にゴールに迫ると、後半3分に先制点を挙げる。ドラクスラーの股抜きパスを受けたデミルバイがPA手前から右足一閃。利き足とは逆だったが、強烈なシュートをゴール右隅に突き刺し、ドイツが1-0とした。

 後半18分、カメルーンのDFエルネスト・マブカがボールを奪いに行った際に、カンへの足裏をみせた危険なプレーでイエローカードが提示された。しかしドイツ側の抗議でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりレッドカードに変更され、マブカが退場。ドイツが数的優位に立った。

 試合巧者のドイツは直後に追加点を挙げる。後半21分、右サイドからキミッヒが上げたクロスをベルナーが頭で押し込み、2-0。33分には、右クロスからニアに飛び込んだFWバンサン・アブバカルに1点を返されたが、その3分後にヘンリクスがPA右からマイナスに折り返したボールをベルナーが右足で流し込み、突き放した。

 その後も攻撃の手を緩めなかったドイツが、そのまま3-1で勝利。2勝1分で勝ち点を『7』に伸ばし、首位通過を決めた。なお、ドイツは29日の準決勝でA組2位のメキシコ代表(北中米カリブ海王者)と対戦する。


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