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「しんどいゲームになったけど…」 浦和MF柏木、5戦ぶり勝利に安堵

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浦和レッズMF柏木陽介

[7.1 J1第17節 浦和4-3広島 埼玉]

 試合状況に応じてポジションを移し、ボールを呼び込んではリズムをもたらす。3-4-2-1のシャドーの位置で先発出場した浦和レッズMF柏木陽介は、持ち場にとどまることなく攻撃をリードした。

 MF遠藤航のフィードから最終ライン裏に抜け出すなど、序盤は高い位置でボールに絡んで好機を生み出そうと奮闘。しかし、前半42分に生まれた先制点は、ボランチの位置まで下がった柏木が供給した浮き球のパスが起点となり、反応したMF駒井善成の折り返しからFW興梠慎三がネットを揺らした。

 さらに前半45分には左サイドのMF関根貴大からパスを受け、相手選手2人を引きつけて中央でフリーになったMF武藤雄樹にパスを届けると、右足で合わせた武藤がゴールを陥れ、リードは2点差に広がった。

「(前半)途中から自分がいろいろポジションを変えながら、良いリズムを作りながらできたと思う。2点の起点にもなれたので、前半は上出来だった」。自身が絡んだ2得点でリードを奪ったチームだが、後半27分までに3失点を喫して一時は広島に逆転を許してしまう。だが、同40分と同アディショナルタイムの得点で再逆転して4-3の勝利を収め、リーグ戦5試合ぶりの白星を獲得した。

「一人ひとりが、どうやったら失点しないようにできるかを考えないといけない」と3失点に唇を噛みながらも、「ただ、しんどいゲームになったけど、勝ったことはポジティブなことだし、最後まで皆が諦めずに戦えたところは次の試合につながっていくと思う」と前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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