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“師弟関係”森保監督の辞任を語る浦和ペトロヴィッチ監督「明日は我が身」

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師弟関係にある浦和・ペトロヴィッチ監督が森保一監督の辞任についてコメントした

 浦和レッズペトロヴィッチ監督が、サンフレッチェ広島の指揮官を辞任した森保一監督についてコメントした。公式サイトが伝えている。

 広島は4日、森保監督の辞任を発表した。今季前半戦を終えて2勝4分11敗の降格圏17位に低迷する責任を執る形になった。奇しくも1日に行った浦和戦が最終戦となり、結果的にペトロヴィッチ監督が引導を渡すことになった。

「サッカーの世界は10人の選手を変えるよりも、1人の監督を変えることの方がベターでしょう。そして、サッカーの世界はそうあることが多い。いかに我々の仕事が厳しいかということです。過去5年で3回優勝したチームの監督が、2、3か月結果が出ないというだけで職を追われる厳しい世界。我々が広島に破れていたら、我々のクラブはどうアクション起こしていたのかというと、それも分からないことでしょう」

 ペトロヴィッチ監督と森保監督は、広島時代にそれぞれ監督とコーチという師弟関係にあった。森保監督は2012年にあとを引き継ぐ形で指揮官に就任。リーグ連覇など、合計3度のリーグ優勝に導いた。高い手腕から東京五輪日本代表や、日本代表監督就任を期待する声も少なくなかった。

「ポイチさん」と森保監督をニックネームで呼んで親しみを込めたペトロヴィッチ監督は、「監督業という仕事は、入れ替わりの激しい仕事。監督というのはこのクラブで10年でも仕事をしてやるという気持ちでいながらも、明日の我が身についても心配しなければいけない職業。これは神様が彼に与えた、少し休養しなさいという時間かもしれない」と労をねぎらった。


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