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これが川崎Fの底力だ!指揮官の「必ず勝てる」に応え、0-2から怒涛の後半3発で鳥栖に逆転勝利

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決勝点を挙げたFW小林悠

[7.8 J1第18節 鳥栖2-3川崎F ベアスタ]

 J1リーグは8日、第18節1日目が行われた。ベストアメニティスタジアムでは、サガン鳥栖川崎フロンターレが対戦し、3-2で川崎Fが逆転勝利。今季2度目の3連勝を飾った。一方の鳥栖は6戦ぶりの黒星を喫した。
 
 前節・浦和(4-1)に勝利し、2連勝でシーズンを折り返した川崎Fは、立ち上がりから主導権を握り、積極的にシュートを放っていく。前半15分、ドリブルで仕掛けたMF三好康児の横パスを受けたMF大島僚太がゴール正面から右足を振り抜くがクロスバー上。25分には、三好もPA手前の同じような位置から右足で狙ったが、枠を捉えきれなかった。

 なかなかチャンスを作れないでいた鳥栖だが、前半37分に攻撃参加したDF吉田豊がDFエウシーニョにPA内で倒され、PKを獲得。これを古巣対決となったMF原川力がGKチョン・ソンリョンにコースを読まれながらもゴール左にねじ込み、先制点を奪う。さらに42分、右サイドでのルーズボールを}MF福田晃斗がダイレクトでクロスを上げ、FW{{趙東建}がヘディングシュートを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドの川崎Fはハーフタイムで三好とMF家長昭博に代えて、DF登里享平とMF中村憲剛を投入する。川崎Fらしいパスワークで鳥栖ゴールに迫ると、後半11分に1点を返す。左CKから中村がショートコーナーを選択し、大島のリターンからクロスを供給。ゴール前に飛び込んだMFエドゥアルド・ネットが頭でつなぎ、DF谷口彰悟が左足で流し込んで1-2と1点差とした。

 反撃の狼煙を上げた川崎Fは後半13分、DF車屋紳太郎がドリブルで左サイド深くまで侵入して鋭いクロスを入れると、タイミングよくゴール前に入ったエウシーニョが右足で合わせ、2-2。両サイドバックで同点ゴールを奪ってみせる。さらに17分、左サイドから車屋がクロスを入れ、相手と競り合いながらFW小林悠が頭で合わせ、3-2。エース小林の3試合連続ゴールで逆転に成功した。

 まさかの逆転を許した鳥栖は後半25分、FW小野裕二を下げてDF藤田優人を入れる。32分には、趙東建からパスを受けたMF高橋義希がPA内で反転から右足を振り抜く。これが相手にDFに当たったが、GKチョン・ソンリョンに防がれてしまう。直後にMF水野晃樹を入れ、反撃に出るが後半は得点を奪うことができず、痛恨の逆転負けを喫した。

 決勝点を挙げた小林は試合後のヒーローインタビューで、「シン(車屋)から早くて素晴らしいボールが来たので、枠に入れようと思った。うまく当たった。鬼木監督が(ハーフタイムで)『必ず勝てる』といったので、それを信じて戦った」と語った。


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