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“充実の”スコアレス…大分と引き分けた湘南が2か月ぶり首位奪還!

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[7.8 J2第22節 大分0-0湘南 大銀ド]

 大分銀行ドームで行われた9位大分トリニータと2位湘南ベルマーレの一戦はスコアレスドローに終わった。敵地で勝ち点1を積み上げた湘南は他会場で敗れた福岡を抜き、5月13日の第13節・熊本戦(1-0)以来、約2か月ぶりとなる首位奪還。大分は2試合勝ちなし(1分1敗)で暫定10位に後退した。

 ホームの大分は前節・千葉戦(1-4)からスタメン1人を変更。MF山岸智に代わり、MF松本怜が16試合ぶりに先発起用された。一方の湘南は前節・名古屋戦(2-1)からスタメン2人を入れ替え。MF岡本拓也が2試合ぶり、FW野田隆之介が4試合ぶりにスタートからピッチに立った。

 首位の福岡と同勝ち点で2位につける湘南。首位奪取を目指し、序盤からアグレッシブにゴールへと迫る。前半3分に左CKを獲得すると、ボールをセットしたのはDF杉岡大暉だったが、蹴るふりをして通り過ぎ、右から回り込んできたMF秋野央樹が左足でクロス。PA内右へフリーで入ったDF山根視来が右足で合わせるも、わずかにクロスバーを越えた。

 大分も湘南に負けじと前への圧力を強めると、前半44分には敵陣左のMF鈴木惇からのダイレクトパスがファーへ流れ、PA内右に走り込んだFW三平和司が右足で低く速いシュート。だが、素早く重心を落としたGK秋元陽太に体でブロックされた。

 前半をスコアレスで折り返し、湘南は迎えた後半25分にビッグチャンス。カウンターからMF石川俊輝がドリブルで攻め上がり、左サイドでパスを受けたFW端戸仁が左足でグラウンダーの高速クロス。ゴール前でマークを外した野田が滑り込むが、あと数センチのところで届かず、先制とはならなかった。

 27度の高温の中、足を止めない大分も後半35分にカウンターを発動する。最後はMF岸田翔平の右クロスに、長い距離を走ったMF川西翔太が頭で合わせるも、GK秋元の正面を突いた。同44分にも岸田がPA内右から右足で危険なクロスを送るが、ゴール前に飛び込んだMF前田凌佑とMF坂井大将には合わず、そのまま0-0で試合終了。ゴールこそ生まれなかったものの、リスクを恐れず攻め合った両チームの選手に対し、スタンドからは拍手が送られた。

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