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大前元紀、J1通算50ゴールも交代後に追いつかれ…「自分に責任がある」

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FW大前元紀がJ1通算50ゴールとなる先制弾も…

[7.8 J1第18節 大宮2-2札幌 NACK]

 勝ち点2を失った。2点を先行した大宮アルディージャは終盤にFK弾2発で札幌に追いつかれ、つかみかけていた勝利を逃した。勝ち点1差、白熱の残留争い直接対決は2-2の引き分けに終わり、降格圏を脱出できなかった。

 待望のメモリアル弾も白星にはつながらなかった。J1通算50得点目となる先制ゴールを決めたFW大前元紀は「試合の入り方も良かったし、試合を通しても僕たちの時間帯も多かった。良い試合展開で得点の時間帯も良かったと思いますけど、終わり方が良くなかった」と肩を落とした。

 スコアレスで迎えた後半2分、右サイドの高い位置からMF岩上祐三が入れたロングスローをニアサイドのMF横谷繁がヘッドでそらすと、相手DFがクリアしたこぼれ球に反応した大前が絶妙な左足ボレーを叩き込んだ。

 さらに2分後の後半4分、大前の右足シュートがGKに弾かれたこぼれ球を江坂が左足で押し込み、2-0にリードを広げた。大前は後半6分、同10分にも立て続けに決定機を迎えたが、3得点目は奪えず、後半18分に途中交代。

「個人的には追加点を取れるシーンで点を取れなかったというのは、自分に責任があると思うし、もっと点を取れていればラクなゲームになっていたんじゃないかなと思います」。追いつかれる展開をベンチで見守った背番号10は悔しさをにじませた。

 ラストプレーで直接FKを決められ、勝ち点2を取りこぼす痛恨のドロー。「勝てば(順位が)入れ替わる試合だったし、そういう重要な試合だというのは分かっていた。みんな全力でやっていたので、もったいないし、勝ち点1を取れたとは思えないけど、しっかりまた次の試合に向けてやっていけたら」。同じ轍を踏まぬよう、3週間の中断期間で課題を見つめ直す。

(取材・文 佐藤亜希子)
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