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「誰かが前にいたらケガをしていた」 浦和R・シルバ、決勝弾も喜び過ぎて…!?

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決勝点を奪った浦和レッズFWラファエル・シルバ

[7.9 J1第18節 浦和2-1新潟 埼玉]

 約2か月半ぶりに生まれたゴールが貴重な決勝点となった。チームを勝利に導いたのは浦和レッズFWラファエル・シルバだった。

 前半35分に新潟に先制を許した浦和だったが、後半29分にMF阿部勇樹のゴールで同点に追い付くと、勝ち越しゴールを狙って攻勢を強める。そして、同34分に値千金の得点が生まれる。MF柏木陽介のCKに飛び込んだR・シルバのヘディングシュートはGK守田達弥に弾かれるが、ゴールへの執念を見せる。「GKが弾いた後、悪い体勢だった」ものの、「足を伸ばしたときにしっかりと届くことができた」と体を投げ出して右足で合わせてゴールネットを揺らした。

 自身のリーグ戦ゴールは第8節札幌戦(○3-2)以来。約2か月半ぶりのゴールが決まったことを確認して立ち上がると、喜びを爆発させて拳を前に突き出す。「嫌なものが全部、自分の体の中から重たいものが抜けた瞬間だった。本当に心から喜んだ瞬間だった」。しかし、シャドーボクシングのように、何度も何度も拳を突き出して喜びを表したこともあり、「誰かが前にいたらケガをしていたと思う」と苦笑するしかなかった。

 厳しい状況の中での2-1の逆転勝利。「ようやく、ゆっくり寝られます」とおどけつつも、「自分たちの諦めない姿勢が結果につながった。浦和レッズらしいチームに戻るための第一歩だと思うので、そのきっかけをチーム全体で作ることができてうれしく思う」と安堵の表情を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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