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リスクを冒して攻めた東京V「0-1で負けようが、0-2で負けようが同じ」

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[7.9 J2第22節 東京V1-1岡山 味スタ]

 リスクを冒してでも攻めるしかなかった。前半からMF橋本英郎やFWアラン・ピニェイロのシュートがことごとくクロスバーやポストに嫌われる。そして前半41分にセットプレーから失点。「0-1で負けようが、0-2で負けようが同じ」。ロティーナ監督は積極的に攻撃的なカードを切り続けた。

 中でも勝負の采配は後半26分、CBの永田充に代えてFW高木大輔を投入した場面だった。3バックから4バックへの変更して岡山に圧力をかけた。そして同31分、セットプレーからではあったMF梶川諒太のCKにDF平智広が飛び込む勝ち点1を引き寄せる同点弾が生まれた。

 4バックは練習もしていないという奇策。そのために両SBが高い位置を保ち続けてしまい、2バック気味になってしまった。平は同点弾を奪ったことよりも、その後のリスク管理が曖昧になっていたことを挙げ、「チャンスは多かったですけど、ピンチもあって、結果的に負けてもおかしくない試合だった。チーム全体としてリスク管理を改善していかないといけない」と反省した。

 東京Vは勝ち点1を積み上げたことで5位に浮上。上位も見える位置だが、12位・山形までの勝ち点差が3と、順位を大きく落とす可能性もあり、気の抜けない状況は続く。「上位に食らいつくためには勝ち点3を取りたかった」と唇を噛んだのは梶川。「厳しく言えば勝ち点2を落としたとも言える。これからも勝ち点の積み上げという部分が大事になってくるのかなと思います」と気合を入れ直していた。


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