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ビトロのアトレティコ移籍でセビージャに混沌訪れる、デル・ニド副会長が辞任

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アトレティコに移籍したMFビトロ

 スペイン代表MFビトロのアトレティコ・マドリー移籍により、セビージャに混沌が訪れている。

 昨季までセビージャでプレーしていたビトロは、12日にスペインプロリーグ機構に3750万ユーロ(約48億円)相当の契約解除金を支払い、フリーの身となった。同日、予てから関心が伝えられたアトレティコへの移籍、併せて1月までのラス・パルマスへのレンタル加入が発表されている。

 これに大打撃を受けたのがセビージャだ。セビージャのホセ・カストロ会長は10日にビトロ側と契約延長で合意したことをアナウンス。だが最終的にビトロはアンダルシアの街を離れ、マドリッドを経由してカナリア諸島に向かった。

 ビトロの契約延長に動いていたホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ副会長(2002年から2013年まで会長を務めたデル・ニド氏の息子)は、今回の騒動で責任を取って辞任。カストロ会長は2015年に3年間デル・ニド氏に副会長職を務めさせると約束していたが、今回の一件でそれも叶わないものとなっている。

 昨季終了時に長年スポーツディレクターを務めたモンチ氏が去ったセビージャ。その不在を感じさせるように、ビトロの移籍が決まり、デル・ニド副会長が辞任に追い込まれている。

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