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シャペコエンセと対戦の浦和R・シルバ、墜落犠牲の「友人2人」に弔い星を

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浦和レッズシャペコエンセによるスルガ銀行杯は8月15日に開催される

 ルヴァン杯王者の浦和レッズとコパ・スダメリカーナ王者のシャペコエンセ(ブラジル)が対戦する「スルガ銀行チャンピオンシップ2017 SAITAMA」の記者会見が18日にJFAハウスで行われた。

 弔い星を届ける。昨年11月28日、コパ・スダメリカーナの決勝第1戦を戦うためにコロンビアに向かっていたシャペコエンセの選手たちを乗せたチャーター機が墜落。乗員乗客77名のうち71名が死亡するという大惨事に見舞われた。ただ、一時はチームの存続も危ぶまれたが、国内外の多くのクラブのサポートもあり、現在は短期間での再建に成功。ブラジル全国選手権で順位こそ中位だが、勝ち点を積み上げている。

 会見に出席した浦和のブラジル人FWラファエル・シルバは「前のチームには2人の友人がいた。(事故で亡くなった)ジウとセルジオ・マノエルはクリチバで一緒にプレーした。思い出深い2人。現在のチームにも知り合いがいる」と関係が深いクラブであることを明かすと、「シャペコエンセは見事に立て直していいチームになった。ものすごく強いチームになっている」と警戒。ペトロヴィッチ監督も「興味深い、面白いゲームになると思う。Jリーグを世界に発信できるいい機会」と気合を入れた。

 今年の大会は10回目を迎えるメモリアルだが、過去の成績は日本勢の5勝4敗。ただここ2大会は南米王者が勝利している。試合は8月15日に埼玉スタジアムで19時キックオフを予定している。
(取材・文 児玉幸洋)
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