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J復帰のレアンドロ・ドミンゲスが先制点の起点に「イバとの連携は楽しい」

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Jリーグに復帰したFWレアンドロ・ドミンゲス

[7.22 J2第24節 横浜FC2-1長崎 ニッパツ]

 柏の黄金期を支えたレジェンドがJリーグに帰ってきた。ブラジルのポルトゲーザから横浜FCに完全移籍で加入したFWレアンドロ・ドミンゲスが先発出場。2年ぶりのJリーグ復帰戦を勝利で飾り、「日本に着いてから3週間ほど練習を積んできて、新たな開幕戦を迎えられてうれしい。何よりもチームが勝てたことがうれしい」と喜びを口にした。

 迫力満点のプレーで沸かせた。トップ下でタメをつくり、ボールの収まりどころとなるだけではなく、正確無比なキックでチャンスを量産。前半6分には先制点の起点となり、中盤に下がってボールを受け、センターライン付近から鋭いクサビのパス。イバが落とし、ワンタッチでMF野村直輝がスルーパスを送ると、DFラインの裏に走り込んだFWジョン・チュングンがGKとの1対1から先制ゴールを叩き込んだ。

 早くもチームに溶け込んで攻撃の起点となり、「ボールはたいぶ受けられたと思う」と手応え。しかし、チームの攻撃の形には課題を挙げ、「ロングボールを減らして、もっとショートパスをつないで崩すことができるチームだと思う。コンビネーションの質を高めて、全員が絡んで得点のチャンスをつくっていきたい」と主張した。
 
 前半15分にはカウンターから長距離をドリブルで運んだレアンドロが左のスペースに絶妙なスルーパスを供給。これに反応したイバが角度のない位置から放った決定的な左足シュートはGKのビッグセーブに阻まれたが、16ゴールでJ2得点ランクトップを走るストライカーとのホットラインには期待が寄せられている。

「やはりイバはクオリティの高い選手。彼にボールを預けたらしっかりとキープをしてくれて、チャンスをつくることができる。彼とのコンビネーションを錯誤するのは自分にとって楽しい」。33歳のベテランブラジル人はJ1昇格を見据え、“相棒”との連携向上を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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