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“悪童”の心変わり再び…カッサーノが今度こそ引退宣言「これ以上サッカーをしない」

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FWアントニオ・カッサーノが再び引退を宣言

 元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノから再び引退宣言が飛び出した。英『BBC』が報じている。

 10日にベローナと契約を締結したカッサーノは、その8日後の18日にホームシックなどを理由に現役引退を宣言。しかし、数時間後にすぐさまこれを撤回し、「クレイジーなシーズンを送りたい」と現役続行を決断していた。だがその後、ベローナの一員としてプレシーズンマッチ2試合を戦い終えたが、6日後の24日に再び引退を宣言した。

 妻・カロリーナさんはカッサーノがベローナを退団するものの、他のクラブを探していると現役続行を示唆していたが、カッサーノは「妻が伝えたこととは反対の内容になるけど、僕は引退を宣言するよ」と決意を表明。「カロリーナが間違えていた。いろいろと考えて、最終的に結論を出したんだ。アントニオ・カッサーノはもうこれ以上サッカーをしない」と、今度こそスパイクを脱ぐことを明言した。

 カッサーノは妻の家族とジェノアに住んでおり、ベローナからは300km離れている。一度目の引退宣言でもホームシックを理由に挙げていたように、「もう35歳になったんだ。子供たちや妻と一緒に過ごすことを優先させたいという気持ちでいる」と、家族との時間を大切にするためにこの決断に至ったようだ。

 ローマレアル・マドリーミランインテルなどビッグクラブを渡り歩いてきたカッサーノは15年8月からサンプドリアでプレー。16-17シーズン終盤にクラブ幹部と衝突し、1月に双方合意のうえで契約を解消。半年間の無所属期間を経てベローナに加入したが、お騒がせの末にシーズン開幕を前に引退。何とも後味の悪い幕切れとなった。


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