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過去断ち切る広島、4バックで再出発…ヨンソン新監督が目指すサッカーとは

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ヤン・ヨンソン新監督が初采配を振るった

[7.26 ルヴァン杯プレーオフステージ第2戦 FC東京1-0広島 味スタ]

 栄光の記憶を断ち切り、新たな一歩を踏み出した。サンフレッチェ広島は森保一前監督からバトンを受けたクラブOBのヤン・ヨンソン新監督が初采配。14日の就任会見で示唆した通り、3-4-2-1をベースに攻守で陣形を変える“可変システム”からの脱却を図り、4-2-3-1の新布陣を採用した。

「攻撃の中でいくつかテーマがある。ひとつは、できるだけ手数をかけずにダイレクトで攻撃を仕掛けていきたいと考えている。それとは別に、うまく連携を築いて、PA付近でのファンタジーから生まれる攻撃もあると思う。それらがうまくミックスしたゲームをつくっていきたい」

 自身が目指すサッカーについてそう言及した指揮官は、前半39分のカウンターの場面を理想的な形として挙げた。MF青山敏弘の縦パスに抜け出したMF柏好文が一気にドリブルで持ち上がり、MF柴崎晃誠が右45度から右足ダイレクトシュート。得点にはならなかったが、「素早い攻守の切り替えからの速攻、ダイレクトで仕掛けるサッカーができた」と手応えを口にした。

 今季、降格の危機にさらされている広島は立て直しが急務。第18節終了時点で残留圏の15位札幌と勝ち点5差の17位。再建を託された指揮官は攻撃の修正点として、ひとつ目に「パスをつなぐコンビネーションを上げていかないといけない」と連携向上を挙げ、ふたつ目に「今日の試合はクロスから仕掛ける局面が少なかった」と、質の高いクロスを増やすことを求めた。一方、守備については「相手の攻撃に耐える時間帯もコンパクトに守りながら、どこでボールを奪いにいくのかをはっきりさせたい」と、約束事を浸透させていく。

 スコアレスで迎えた後半19分、高い位置でパスミスを奪われると、そのまま決勝ミドルを献上。まだ浮上の糸口をつかめたとは言えないが、57歳のスウェーデン人監督は「チームは一歩ずつ進んでいかないといけない。選手は私の話を聞いて元気にやってくれている」と前を向き、「ルヴァン杯は次に進めなかったが、リーグ戦に向けてみんなで集中したい」と切り替えを強調した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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