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ポドルスキが衝撃2発!いきなり本領発揮!!神戸が後半戦の巻き返しへ3発快勝

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神戸はJリーグデビュー戦を迎えたFWルーカス・ポドルスキの2ゴールなどで大宮に快勝した

[7.28 J1第19節 神戸3-1大宮 ノエスタ]

 役者が違いました――。ヴィッセル神戸はホームで大宮アルディージャと対戦し、3-1で勝利した。Jリーグデビュー戦のFWルーカス・ポドルスキが2ゴールの大活躍で勝利に貢献した。中断をはさんだJ1リーグ戦だが、神戸は2連勝。勝ち点を29に伸ばしたが、順位は9位のまま変わらない。大宮は3戦未勝利で降格圏16位のままとなっている。
 
 3週間のサマーブレイクを経て、今週末よりJ1リーグ戦が再開。21日に今季の第2期移籍ウインドーが開いたことで、今夏の新加入選手が出場可能となった。

 注目は何と言っても元ドイツ代表の10番、ヴィッセル神戸に入団したFWルーカス・ポドルスキ。「まだコンディションは100%ではない」というが、22日のプレシーズンマッチの仙台戦で1アシストを記録するなど、結果を残したこともあり、先発メンバーに起用された。もう一人の期待の新戦力FWハーフナー・マイクはベンチからのスタートになった。

 大宮もMFマルセロ・トスカーノとMFカウエといった外国人を補強。カウエはベンチスタートになったが、ACLの浦和との対戦で“遺恨”を残した済州から獲得したマルセロは右MFで先発起用された。スタメン&布陣はこちら

 ファーストチャンスは大宮だった。前半7分、チーム得点王のFW江坂任がDFの裏を取って、GKと1対1を作る。左に外して無人のゴールに流し込もうとするが、ボールは無情にもゴール右へと外れていった。その後も大宮がペースを掴んでゲームを進めるが、先制点を決めるには至らない。

 一方、注目を集める神戸だが、最前線にいるポドルスキにいい形でボールが入らない。ポドルスキも下りてきてボールを触ろうとするが、これでは大宮への脅威とはならない。前半終了間際の44分にようやくチャンス、ゴール前でFKを獲得すると、ポドルスキが直接狙うが、シュートは壁に当たって枠外へと外れていった。

 流れが悪い神戸は後半開始から2枚替え、MFニウトンに代えてMF松下佳貴、MF小川慶治朗に代えてMF大森晃太郎をピッチに送り込み、先制点を奪いに行く。

 すると後半、背番号10が本領発揮とばかりにいきなりエンジンを全開にする。後半4分、神戸はエリア手前で混戦を作ると、ミドルレンジからポドルスキが左足を振りぬく。精度抜群のシュートはゴール右隅に吸い込まれていった。

 大宮も一旦は後半15分にFWマテウスの右クロスからマルセロ・トスカーノが押し込み、こちらもデビュー戦で来日初ゴールを決めるが、この日は相手が悪かった。ポドルスキは同17分、大森の右クロスにゴール前で競ると、2人のDFの上からヘディングシュートを叩き込み、役者の違いを見せつけた。

 後半33分にも神戸は、ポドルスキの1点目と同じような形のシュートをMF田中英雄が蹴り込み、リードを広げる。大物助っ人の加入で注目を集める神戸が期待通りの結果、快勝で後半戦の巻き返しへ向け好発進を決めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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