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4年間で3度目の対決…13年度選手権王者の富山一が日章学園をPK戦で下す

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PK戦で最後のキックを決めたDF松本楓大(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[7.29 全国高校総体1回戦 富山一高 1-1(PK4-2) 日章学園高 松島運動公園多目的運動広場]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)が29日、開幕し、各地で1回戦を行った。松島運動公園多目的運動広場の第2試合では、富山一高(富山)が日章学園(宮崎)と対戦。70分間では1-1で決着がつかず、PK戦は富山一が4-2で勝利した。富山一は2回戦で、シード校の米子北高(鳥取)と対戦する。

 過去4年間、全国の舞台で2度にわたって対戦した因縁のカード。いずれも富山一の完封勝利に終わっていたが、“3度目”で先に得点したのは日章学園だった。前半35分、GK小原司(2年)が大きく蹴り出したパントキックを、敵陣で競り勝ったFW佐藤颯汰(3年)が頭でフリック。そのボールに反応して裏に抜け出したMF恩塚幸之介(3年)が相手GKと1対1となり、冷静に流し込んだ。

 しかし、2013年度選手権王者の富山一も負けてはいられない。後半22分、キャプテンのMF多賀啓志朗(3年)がPKを右足で決めて、試合を振り出しに戻した。この後は大雨が降りしきる中、両者ともゴールを狙ったが、1-1で規定の70分間を終えた。

 PK戦は日章学園が先攻。試合中に交代カードを使わなかったため、70分間を走り抜いた選手たちがPKを蹴ったが、1人目と4人目が失敗した。一方、後攻の富山一は4人目のDF松本楓大(3年)まで全員が成功し、4-2で2回戦への挑戦権を得た。


●【特設】高校総体2017

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