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開始48秒で東海大相模が先制も…“タイガー対決”は前橋育英が逆転勝ち!青森山田との選手権決勝リベンジマッチへ

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MF田部井悠(3年/9番)の2ゴールで前橋育英が逆転勝ち(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.30 総体2回戦 東海大相模1-3前橋育英 松島フットボールセンターピッチ2]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は30日、各地で2回戦を行った。松島フットボールセンターピッチ2の1試合目では、昨年度全国選手権準優勝の前橋育英高(群馬)が、初出場で初戦を突破した東海大相模高(神奈川)と対戦し、3-1で逆転勝ちした。

 電光石火の先制点だった。東海大相模はキックオフから相手陣内でパスを回すと、MF中山陸(2年)のくさびのパスを受けたMF有馬和希(2年)がPA左へ送り、これに反応したFW井上蔵馬(3年)が右足シュートを突き刺し、先制点。開始からわずか“48秒”でゴールネットを揺らした。

 前半を1点ビハインドで折り返した前橋育英は後半18分、DF角田涼太朗(3年)がFKからPA右にボールを入れると、DF松田陸(3年)が打点の高いヘディングで中央に折り返し、日本高校選抜のFW飯島陸(3年)が頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 さらに前橋育英は後半32分、東海大相模にGKと1対1の決定的な場面を作られるが、飛び出したGK湯沢拓也(3年)がしっかりキャッチ。ピンチを免れると、その流れからGK湯沢のロングフィードが起点となって逆転ゴールが生まれる。左サイドから中央へ仕掛けた飯島がクロスを上げ、FW宮崎鴻(3年)が落としたボールをMF田部井悠(3年)が左足でゴール右に流し込み、2-1。田部井悠の2試合連続ゴールで逆転に成功した。

 さらに前橋育英は終了間際の後半34分、田部井悠がPKを冷静に沈め、勝負あり。田部井悠の2ゴールを含む3発で前橋育英が3-1で逆転勝ち。黄色をベースに黒の縦縞のユニフォームをメインに着用するチーム同士の“タイガー対決”を制した。明日31日に行われる3回戦では、昨年度の全国高校選手権決勝で敗れた青森山田高(青森)と対戦。屈辱的な敗戦(0-5)のリベンジマッチに臨む。


●【特設】高校総体2017

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