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旭川実が名門・静学撃破!プリンス勢対決を制して初のベスト8入り

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旭川実が名門・静学を撃破(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.31 総体3回戦 旭川実3-2静岡学園 ひとめぼれスタジアム宮城]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は31日、各地で3回戦を行った。ひとめぼれスタジアム宮城の2試合目では、旭川実高(北海道2)が前回8強の静岡学園高(静岡)に3-2で逆転勝ち。2年ぶり5回目の出場で初の8強入りを果たした。なお、旭川実は8月2日に行われる準々決勝で日大藤沢高(神奈川)と対戦する。

 それぞれの地域の高円宮杯U-18プリンスリーグで上位につける実力校同士が3回戦で顔を合わせた。試合は開始2分に動く。プリンス東海3位の静岡学園は、高い位置でプレッシャーをかけ、センターサークル内でボールを奪ったMF神田凜星(2年)が味方の動き出しに合わせてスルーパス。完全に抜け出したFW伊藤稜馬(3年)がPA右から右足シュートを流し込み、幸先よく先制した。

 だが、プリンス北海道2位の旭川実がすぐに追いつく。前半9分、MF中田怜冶(3年)が自陣から右サイドを一気に駆け上がり、絶妙なグラウンダーのクロスを入れ、FW西村歩夢(2年)が右足で合わせて同点。試合を振り出しに戻すと、19分にMF中里颯汰(3年)が冷静にPKを決め、2-1で逆転に成功した。

 追いつきたい静岡学園は後半にPKのチャンスを得たが、ゴール左に外してしまうと、29分に旭川実に追加点を決められてしまう。旭川実はカウンターからワンタッチでつなぎ、右サイドの中田から敵陣中央でパスを受けたFW金野修那(2年)がドリブルでボールを運んで冷静にGKとの1対1を制した。

 静岡学園は最後まで諦めず攻め込み、後半アディショナルタイムにFW塩浜遼(2年)が今大会3点目となるミドルシュートを突き刺したが、反撃もここまで。2-3で静岡学園の3回戦敗退が決まった。一方、勝利した旭川実は2015年大会のベスト16を抜き、同校初の準々決勝に駒を進めた。


●【特設】高校総体2017

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