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バイエルン、アウディ杯最下位も内容には満足…照準はドルトムントとのスーパー杯に

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バイエルンはアウディ杯で0得点5失点の最下位に終わった

 アウディ杯の3位決定戦が2日に行われ、バイエルン(ドイツ)はナポリ(イタリア)に0-2で敗れ、大会最下位に終わった。

 MFチアゴ・アルカンタラ、DFダビド・アラバ、MFハメス・ロドリゲスを負傷で欠くバイエルンは、完調ではないMFアリエン・ロッベン、DFジェローム・ボアテングもメンバーから外し、若手主体で試合に挑んだ。

 昨季リーグ得点ランク2位28得点のFWドリース・メルテンスを最前線に置き、主要メンバーで挑んだナポリが前半14分に先制する。MFアマドゥ・ディアワラが右サイドからFKを放ち、DFニコラ・マクシモビッチがゴール前で右足ボレー。GKスベン・ウルライヒが好セーブを見せるが、最後にDFカリドゥ・クリバリが押し込んだ。

 後半10分にはナポリが追加点。FWホセ・カジェホンがPA右に進入し中央へ折り返すと、MFエマヌエレ・ジャッケリーニがワンタッチから右足を一閃し、2-0とリードを広げた。

 バイエルンはMFヨシュア・キミッヒやMFアルトゥーロ・ビダルが先発し、攻撃を仕掛ける。後半19分にはMFフランク・リベリを投入したものの、結局無得点のまま試合終了。アウディ杯を0得点5失点の最下位で終えた。

 試合後、アリアンツ・アレーナに集まったサポーターからはブーイングが飛び交った。しかしバイエルンは照準を5日に行われるドイツスーパー杯に合わせており、クラブ公式サイトでもカルロ・アンチェロッティ監督や選手たちの前向きなコメントを掲載している。

 指揮官は「ユースの選手たちは今日とても良くやった。大変レベルが高かったが、彼らにとって良いテストになっただろう」と若手の奮闘に満足しており、「スーパー杯で勝利できるように、我々はこれから準備を行う」と敗戦を引きずる様子は見せなかった。

 今試合で主将を務めたキミッヒも守備面の改善点は挙げたものの、「前半の僕たちはまったく悪くなかった。僕たち自身もいくつかチャンスを作っていた」と攻撃面ではポジティブに評価。負傷者を多く抱えるクラブは若手の底上げを図るための経験として、今試合を前向きに捉えていた。

 今季開幕の狼煙ともなるドイツスーパー杯は、ブンデス覇者バイエルンとDFBポカール(ドイツ国内杯)覇者ドルトムントが対戦。両チームともに最多5回の優勝回数となっており、熱い戦いが予想される。試合は5日27時30分(日本時間)にキックオフとなる。

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