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バルセロナ元会長「フィーゴの時に似ている」ネイマール退団で禁断の移籍を想起

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すでに店頭に並んでいるパリSGのFWネイマールユニフォーム

 かつて1999年~2003年までバルセロナの会長を務めたジョアン・ガスパール。同氏がスペインのラジオ局『Cadena SER』に対し、今夏起こったネイマールの移籍がかつてバルセロナからレアル・マドリーに“禁断の移籍”を果たし、物議を醸したルイス・フィーゴの時と似ていると語った。

「この状況に似たような状況を見たことがあるね。ネイマールはフィーゴと同じ船に乗っている」。

「(ディエゴ・)マラドーナやロナウドのような偉大な選手だってバルセロナから去った。それは、他のクラブがクラックの獲得を熱望して、契約解除金を支払ったからこそ実現したことだ」。

 フィーゴは2000年夏に、当時の世界最高額とされる移籍金6000万ユーロ(当時のレートで約72億円)でバルセロナからレアル・マドリーへ新天地を求めた。しかし、激しいライバル意識のある両クラブ間を移籍する前例はほとんどなく、当時“世界最高のドリブラー”の評価を得ていたフィーゴの移籍は“裏切り行為”として、バルセロナサポーターからは非難の対象となった。

 レアル・マドリー移籍後、バルセロナのカンプ・ノウに戻ってきたフィーゴに対し、豚の頭や偽札などあらゆる物が投げられ、セットプレー時には警備員に囲まれながら、フィーゴがCKを蹴るという事態にも発展した。

 ネイマール退団について、一部のバルセロナサポーターからは実際に「裏切り者」と非難の声が挙がっている。果たして、ネイマールが今後バルセロナサポーターから“裏切り者”として激しいブーイングを浴びせられるのか、それとも在籍4シーズンの功績に対してリスペクトの拍手を受けるのか、新シーズンでは両チームが戦う可能性があるチャンピオンズリーグの組み合わせ抽選の行方も大きな見どころとなりそうだ。

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