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流経大柏の181cmFW安城、全国で不足していた部分を練習で改善する決意

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流通経済大柏高FW安城和哉。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.4 総体決勝 流通経済大柏高 1-0 日大藤沢高 ユアスタ]

 インターハイ予選やプリンスリーグ関東で流通経済大柏高の前線の軸を担ってきた181cmFW安城和哉(3年)は、後半アディショナルタイムに最後の交代カードとしてピッチへ。優勝の瞬間をピッチ上で体感した。

 昨年、プレミアリーグメンバーにも登録されていたCBから、今年はFWへポジションを移し、チームを前線で牽引してきただけに優勝は一つの達成感があった。だが、優勝を実感した後に湧いてきた感情は、悔しさと足りなかった部分を改善しなければならないという危機感。だからこそ、すぐにでも練習で課題に取り組み、先発奪取を目指すことを誓っていた。

「自分はそんなに試合で活躍できなかったんですけど、日本一取れたっていうことは達成感と成長できたところがあります。悔しい部分、自分が足りなかったことをしっかり帰って練習して、今出ている人たちとの差を埋めていって、選手権などでは自分がピッチに立てるようにやっていきたいと思っています」

 インターハイでもピッチの上でチームのために戦うことを目指していた。だが、唯一先発出場した長崎総合科学大附高戦でボールに触る回数やチャンスに絡む回数を増やすことができなかった。FW陣で唯一ゴールがなかったことも悔しさを募らせる要因に。それだけに、「ゴールを一番大事にして、シュートを打つことを意識して今後やっていきたいと思っています」。自分が全国でできなかったことを見つめ直して、レベルアップして飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

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