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「もっと暴れたかったです」と苦笑も流経大柏MF宮本泰晟は攻守で戦い、自身初の全国で日本一!

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流通経済大柏高MF宮本泰晟。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.4 総体決勝 流通経済大柏高 1-0 日大藤沢高 ユアスタ]

 流通経済大柏高のMF宮本泰晟(3年)は自信を持っている守備能力の高さを決勝でも発揮。セカンドボールの攻防戦では相手選手の前に潜り込んでボールをキープし、また相手に厳しいチェックを浴びせるなど奮闘が光った。

 ダブルボランチを組むMF宮本優太(3年)のサポートを受けながらアグレッシブに前へ。だが、攻守両面の活躍を目指していたMFは前半12分のヘディングシュートをはじめ、3本放ったシュートを決めることができず、「自分でもパッとしない感じ。もっと暴れたかったです」と苦笑いしていた。

 それでも、準々決勝の長崎総合科学大附高戦から3試合連続で先発フル出場。コツコツとハードワークする部分などについて、本田裕一郎監督も評価していた。そのコーチングスタッフやチームメートたちとともに掴んだ優勝については、宮本泰自身も大きな喜びを口にする。

「自分にとって日本一というのは初めてで、全国大会自体も初めて。それで日本一なんて取れると思っていなかった。みんなで厳しい練習乗り越えてきた成果だと思います」と胸を張った。

 次の目標について問われると、Bチームなど下のカテゴリーのチームを含めて勝ち続けることを挙げた。「(Aチームは)プレミア昇格狙って、県リーグもプリンス(リーグ)上げて選手権でも日本一。全員で取りに行きたいです」。宮本泰自身も仲間たちと競争しながら、目標実現を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

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