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“イライラ”ポドルスキ連発ならず…柏が数的優位の後半一気の逆転で4戦ぶり勝利&3位浮上!

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柏が神戸を逆転で下した

[8.5 J1第20節 柏3-1神戸 柏]

 柏レイソルがホームでヴィッセル神戸を3-1で下した。リーグ戦では4試合ぶりの勝利となった柏。勝ち点を38に伸ばして3位に浮上した。一方の神戸はリーグ戦の連勝は2でストップ。公式戦の連勝も3で止まった。注目のFWルーカス・ポドルスキも得点はなかった。

 5位の柏と9位の神戸の対戦。上位争いに踏みとどまるためにも互いに負けられない一戦になった。

 ホームの柏は前節から先発2人を交代。今夏新加入のMFキム・ボギョンを初先発させると、FWディエゴ・オリヴェイラをリーグ戦では11戦ぶりに先発起用。リーグ戦4試合ぶりの勝利を目指した。

 一方の神戸も前節から先発1人を変更。MF大森晃太郎を5試合ぶりに先発起用した。前節2得点と鮮烈デビューを飾ったポドルスキは2試合連続の先発。FWハーフナー・マイクはまたもベンチから再デビュー戦を待つことになった。[スタメン&布陣はコチラ]

 先制点は早い時間帯に生まれた。前半5分、神戸はポドルスキの突破から大森が放ったシュートで左サイドCKを獲得すると、ファーサイドに流れたボールを合わせたMF三原雅俊のボレーがDFの間をすり抜けてゴールネットに突き刺さった。

 ただ勢いよく攻めたい神戸だったが、ポドルスキが徹底マークに遭うなど、その後は柏の強固な守備網を破ることは出来ない。前半31分のポドルスキに対するファウルではDF中谷進之介にイエローカードが出されたが、ポドルスキのイライラを隠さない姿が随所に見られた。

 試合は1-0と神戸1点リードで折り返したが、後半5分、柏が試合を振り出しに戻す。小池のスルーパスでFWクリスティアーノが抜け出すと、ディエゴにラストパス。フリーで走り込んだ背番号11が無人のゴールに流し込んで同点になる。

 攻勢を続ける柏は後半11分のCKを中谷がヘディングで合わせ、こぼれ球をMF伊東純也が押し込むが、いずれもGKキム・スンギュのビッグセーブに遭う。同14分の左クロスをキム・ボギョンが落とし、ディエゴ・オリヴェイラが押し込んだ場面も、キム・スンギュのセーブに防がれてしまった。

 前半からイエローカードが出る激しい展開のゲームだったが、後半20分過ぎについに怪我人が出る。柏はMF手塚康平がMF田中英雄との接触プレーで負傷。接触後、アフタープレーで手塚を蹴るような行為をした田中英には、レッドカードが出された。手塚は担架でピッチ外に運ばれると、同24分にMF小林祐介と交代した。

 数的優位となった柏はボールポゼッションを高めながら、神戸ゴールに迫る。すると後半27分、クリスティアーノが右足から弾丸ミドルシュートを突き刺し、試合をひっくり返してみせる。さらに同31分には伊東のポストプレーから中山が左足で芸術的なミドルシュートをゴール左隅に蹴り込み、勝利を決定づけた。

 試合はこのまま3-1で柏が勝利した。柏のリーグ戦の勝利は6月25日の札幌戦以来で、4戦ぶり。勝ち点を38に伸ばして順位を上げた。

(取材・文 児玉幸洋)
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