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鎌田大地に高まる期待…ユニフォーム求めた相手MF「皆彼のことは知っている」

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期待高まる鎌田大地

 フランクフルトは6日、ドイツ4部のFSVフランクフルトと親善試合で対戦した。フランクフルトに拠点を置く両クラブの対決となったこの試合は、5-2とフランクフルトが圧勝している。

 この試合で先発出場し、今夏サガン鳥栖からフランクフルトに移籍したMF鎌田大地は1得点3アシストと大活躍を見せた。新シーズンに向けて活躍を見せる若武者に対し、地元フランクフルトでは注目が高まっている。そのような状況を象徴する、試合後の出来事があった。

「ダイチ! ダイチ!」

 試合後のミックスゾーンでFSVフランクフルトのMFマテオ・アンダチッチが、鎌田に声をかけ、ユニフォーム交換をせがんだ。一瞬、驚いたような表情を見せた鎌田だが、すぐにユニフォーム交換に応じるとロッカールームに去っていった。そのユニフォームを嬉しそうに受け取ったアンダチッチは、はしゃいだようにチームメートの元へ戻っていった。

 この光景に興味を持った記者はアンダチッチに「鎌田のことはどこで知ったのか?」と話しかけると、アンダチッチは「インターネットで調べたのさ」と説明してくれた。

 フランクフルトに新しい選手が来ると、地元では大きな話題になることから、鎌田のことは以前からチェックしていたそう。

「どこから来ようが関係ない。日本、中国、ブラジル…どこから来ても話題になるんだ。皆、彼のことは知っているよ」

 鎌田と対戦した感想について聞かれるとアンダチッチは「良い選手だ。ボールを持つとダイナミックだ」と称賛。「狭いエリアでのプレー、パスも良いものを持っている」とブンデスリーガでのプレーにも太鼓判を押していた。

 新シーズン直前の親善試合を勝利で締め括り、自身の活躍で花を添えた鎌田。対戦相手からユニフォームをせがまれるということも、自身に対する周囲の評価の一つといえるだろう。

 試合ではボールを持てば一際大きい歓声を浴びており、フランクフルトでは前日に21歳の誕生日を迎えた若者に対する期待が日に日に高まっている。

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